由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

「酒は少量なら体に良い」の嘘

私のようにプライベートでは一切酒を飲まない人間がこういう話題について論じると、「お前は酒が嫌いだから酒に都合の悪いことを言いたいんだろ?」と、すぐに感情的な反論をされてしまいます(笑)。要するにアルコール問題への「否認」なわけでして、「もっと大人になっていろんな意見をきけよ」とたしなめたい気もしますが…(笑)。まあ、感情的な反論は仕方の無いことですし、おそらくこの記事へのコメントにもそういう感情的反論が来そうな気もしますが、まあ、ど〜せ来るだろうと開き直って気にしないことにします(笑)。ではスタート☆

「酒は少量なら体に良い」というのは、世の中のアルコール好きな人達が自分の飲んべえぶりをたしなめられたときに使う言い訳のベタであります(笑)

まず最初に言っておきたいのは、私の知っている範囲では、「酒は少量なら体にいい」と言っている人間に限って、「お前のどこが“少量”だよ?」とツッコミたくなる人間ばかりだってことです(笑)。「酒は少量なら体にいい」というのなら、どうしてそんなに酒飲むんでしょ? まあ、何をもって「少量」と言うかの基準があいまいなので、「オレは少量だ」と反論する人間と口論をしても不毛なだけですが、少なくともビール中瓶に換算して2本は飲む人間のどこが「少量」なのだ? と、私は思います。コーラにせよウーロン茶にせよ、1リットル(※中瓶1本って確か500mlですよね?)も飲んだらあきらかに「飲みすぎ」なんじゃないかと…。酒云々以前に、そもそもたかだか1時間未満の間に液体を1リットルも摂取することについて「ヤバイ」と思える感覚は、とても重要だと思いますが、いかがでしょ?

さて、脂肪率…おっとと、冒頭から意味深な誤植が…もちろんわざとですが(笑)。もとい死亡率の「あるデータ」において、飲酒量との関係をみると、まったく飲まない人よりもある程度飲む人の方が死亡率が少し低いという結果が出ています。このデータが、「酒は少量なら体に良い」の裏づけとして使用されることがあるのです。

しかし、このデータについては、既に少なくとも10年くらい前には否定的な見解が出ています。これはアメリカのデータらしいのです。調査サンプルが赤ワインの飲酒量が多く、アメリカはそもそも死亡原因として心臓疾患が多いため、赤ワインのポリフェノール成分が有効に働いたためだろうとか、そういう考察からの反論がなされていました。なので、このデータをもって単純に「酒は少量なら体に良い」と信じ込むのは、きわめて危険と言えるでしょう。

もちろん、これだけのことをもって「酒は少量なら体に良い」を完全否定するつもりはありません。そもそも、何をもって“体に良い”とするかの定義が曖昧です。

ただ、酒は脳と肝臓にはダメージを与えます。これは今更言うまでも無いでしょう。心臓疾患に良い影響があろうと、ストレス解消に良い影響があろうと、その一方でダメージを食らっている箇所もあるということは決して「否認」してはなりません。

したがって、「酒は少量なら体に良い」は確実に嘘です。「嘘じゃない言い方」は、たとえば「酒は、種類と量と個人体質にもよるが、体の一部に良い影響を与える場合があるかもしれない」…ですよね。このくらい謙虚に言って欲しいものです(笑)

まあ、敢えて下戸な立場から言わせてもらうと、ペットボトル一本に満たない量を飲んだだけで、頭がぐらぐらになって頭痛が走り、呼吸が乱れ、吐き気すらしてくる…そんな飲料ははっきりいって「毒」にすら思えます。アルコール分解酵素云々の議論は敢えて避けますが、分解力が追いつかなかったら大酒飲みでも似た現象がおきるわけでして、要するに使い方間違えばアルコールって危険な薬物ですよね? 実際死人が出るわけですから。

ところで、飲酒量と脂肪率(※今度は誤植にあらず(笑))については、否定するデータもありまして、意外に低カロリーだというデータが出てましたが…このデータ、酒に関する博物館に展示してあったデータなので、極めて当てになりません(笑)。この方面からの考察もいずれ知りたいものです☆