由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

キャリアアップに向けてのこの1年ちょっとの件

久々に勉強の話題でも……キャリアアップというか……まあ、資格取得の話です。
昨年の12月20日の記事の最後に言及していた件です。
興味のある方のみお読みください。
********
********
********

この1年ちょいの間、某国家資格の取得に向けていろいろ動いておりました。

その資格試験は、結論から言うと、運良く合格することができました。私の仕事に関連ある資格でありますが、この資格を取ったからと言って、何かがすぐに大きく変わるわけではありません。それでも、今後は国家資格保持者になれるという点は、今後仕事をしていくにあたり、一定の技能を有する者としての信用を示すものとして生きてくると思っております。資格に恥じぬよう、より精進したく思っています。

さて、試験合格までのこの1年ちょい、いろいろありまして……私の仕事にとても関連のある資格ゆえ、決して一からの勉強というわけではありませんでしたが、それでも、手探り状態から準備を開始した状態でした。

受験資格を得るための条件(講習会)からして、受講できるまでのハードルが非常に高かったです。というのも受講希望者と講習会定員のバランス、言い換えれば“需要と供給”のバランスが当初著しくアンバランスだったため、超人気アーティストのプラチナチケット状態だったという……この時点でメンタルすり減らした業界関係者が多数いたという……“メンタル”すり減らすって書いてしまいましたが、この業界の性質から言ってこの言い回しは“ブラックジョーク”にも程があるってわけでして……(謎)。私は、業界関係の親しい知人氏が親切に情報を流してくださったおかげで、受講受付開始初日の午前中に申し込み書類を到着させることに成功できまして……もう、この知人氏には一生足を向けて寝られません。この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

なお、人によっては講習会を受けなくても受験資格が大丈夫という方もかなり多かったのですが、その受験資格の確認をどう取るかについても、準備期間不足というか、情報不足が当初あったというか……そういったこともあって、講習会不要なのに講習会にとにかく申し込んでしまった方も多数いらっしゃったわけでして……それもあって、講習会受講権がプラチナチケット化したという……何から何まで期間不足というか見切り発車もいいところでして、本当に業界人が多数振り回されてメンタル削られたものでした。

講習会についても、講義の大半はDVD視聴という、個人的には不満が大きいものでした。用いられたテキストも、何千円もの価格で市販までしておきながら、あまりにも急ごしらえだったためか、大量の誤植が発生しており、出版社があまりの事態に無料交換を希望者に対し行ったというお粗末さでした。私は以前、やはり別の某国家資格の受験資格を得るための同様な講習会を受講しましたが、その際には生の人間の講師がそれぞれの個性を発揮した魅力的な講義をしてくださり、配布資料もとても良い物が多かったです(※勿論、全ての講師の講義および配付資料が良かった訳では無かったが(笑))。それと比べると、実に惨めな今回の講習会であります。

試験についても、そもそも、試験範囲もカリキュラムもある意味よくわからないという……したがって、定まった教科書も無く、有効な参考書も未知数……それって、国家資格試験としてどうなんだ?…っていう感じの状態でして、これまたおそらくメンタルすり減らした方は多いでしょう。ネットでの情報戦が、試験準備の鍵となったといっても過言では無さそうです。私はあまり情報はあさりませんでしたが、一部信頼できる筋の某業界人のブログから、参考書をある程度絞り込んで勉強しまして、それは結果的に良かったと思っています。

んで、国家試験は、午前の試験問題と午後の試験問題に分かれていたのですが……上述のとおり、カリキュラムとか試験範囲といったものがある意味不明確なため、午前に何が出て午後に何が出るかということも全く示されないという……これってどういうことなのでしょう? 普通の試験だったら、“午前の出題科目はAとBとC、午後の出題科目はDとEとF”…などと明確化されていますよね? ところがこの国家試験はそれが全く示されなかったのです。実際には、午前に出た領域と同じ領域の問題が午後にも出ていたりとか……本当に訳がわからない!

そもそも、試験問題内容もいろんな意味で予想を超えていて、解けた実感が全く持てない試験でした。正直、落ちたと思いましたよ。試験の後で業界仲間に出会うと、異口同音にお互い「疲れましたよねえ…」と言い合っていたくらい、そのくらい我々はメンタル削られた試験でした。

さらに酷いのは、配点が一切公表されていなかったことです。マークシートの試験でしたが、事前に配点等についての情報は一切無く……だったら、1問1点と考えるのが普通の考えなわけですが……実際には、1問1点の領域と1問3点の領域とに分かれていまして、しかもその配点は、合格者発表および公式解答発表の際に初めて公表されたという、完全に後出しジャンケン状態なわけでして……この配点を知っていれば、もっと時間配分を上手に使えた受検者もいたでしょうし、この配点にしたおかげで、1問1点なら合格したはずの人が落ちていたりするかもしれません。あと、1問1点の分野に力を入れていた人には不利ですし、この領域があまりにも軽く扱われていたことも、様々に受験生の努力を否定する面もあると思います。正直、卑怯なやり方だと思いました。なお私は幸い、どちらの配点でも合格可能な正解は出せていたと思われ(私の自己採点結果はどちらの領域も同様の正解率でした)、その点は胸を撫で下ろした次第です。

…うーん、なんだか、この1年間振り回されたことの愚痴に、結果的にはなってしまいましたね(苦笑)。そのくらい、嫌な体験ではありました。試験を受けるまでの様々なゴタゴタや不満も嫌でしたし、試験終了から合格発表までの間は、いわば“死刑宣告か無罪かを待つ被告人”のような嫌な気分でしたし。それもあって、合格発表があるまで、すっかり合格発表がいつなのか記憶が抑圧されていたくらいでしたので(苦笑)。そんな嫌な試験なら受けるなよって感じですが(苦笑)。べつにこの資格が無くとも、仕事上はほとんど問題は無いですし……ただ、そうは言っても、受けないなら受けないで、仕事をしていくうえで気持ちの上で様々な負い目を感じますし…受けたからと言って合格できなければ、より負い目も感じるわけで……そういった意味では、実に苦しい試験でした。結局は、私のメンタルが豆腐メンタルだからこそ、受けないことに不安を感じて受けたわけで、受けたら受けたで嫌な気分にもなるわけで……運良く合格できて、嬉しい思いもある一方で、苦笑せざるを得ないわけでありました(爆)。

まあ、私の身近な業界人の方々は合格されていた方が多かったので、結果論としては良かったです。資格を取ったら取ったで、それなりの責任も新たに生じますし、新たな問題も生じて対応もしなくてはならないのでしょう。でも、自身のキャリアアップとしては勉強になったのは事実でしたし、仕事をしていくうえでの反省点も新たに出ました。今後も謙虚に反省を重ね、怠らず、精進したく思います。まあ、私の業界の知り合いはこのブログは読んで無いとは思いますが、この場を借りて申し上げます。今後もより精進して参りますので、なにとぞよろしくお願いいたします。