由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

恩師の思い出−教師は怖い方がいい−

中学時代の思い出の恩師について書いてみたいと思います。
タイトルのとおり、怖い教師であります☆

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教師にもいろんな方がおります。
私にもいろんな恩師がいたわけですが、中には嫌な奴もいましたね。
高校の時に、ちょっとしたことで私のことをつい鼻で笑った教師がおりまして、まあ、悪気は無かったのかもしれませんが、その教師の本性を垣間見たような気がして、悪い意味で印象に残ってます。
仮に自分が教師になるなら、ああはなりたくないと思ったものでした。

それはさておき、私の中学時代の担任の件で書いてみます。その先生を仮名でA先生とします。(※Aというのはイニシャルとは無関係です)
A先生はものすごくおっかない教師でした。その教師には3年間授業で教えられまして、しかもうち2年間は、担任でもありました。
中1の頃、私のいたクラスにはそれなりに野蛮な生徒も多かったです。その時の担任(B先生とします)も怒ると結構おっかない教師だったので、クラスの平和は保たれたものです。その意味では、B先生にも感謝かもしれません。

んで、A先生は、中1の最初の授業で……まあ、うちのクラスがその時に若干騒がしかったせいもありますが……いきなり、A先生は吼えました! 鬼軍曹レベルの怒声であります。きっとクラスの全員が例外なく凍ったと思います。「中学校って、こんなにとんでもない先生もいるの? これって本当に教師なの?」…って、当時の私は震えあがったものでした。
先輩方にきくと、A先生の怖さは学校中で有名でして、当時の私は「A先生が担任じゃなくてよかった」とか思ったものでした。担任のB先生も怒れば怖かったですが、普段はユーモラスな雰囲気だったです。しかしA先生は、普段から凄まじい鬼軍曹レベルの恐怖オーラ(泣)を放っていて、お姿を見るだけで背筋が寒くなったものです。

ところが! なんと中2になり、A先生が担任になっちまいました!(大泣) これからの中学生活、生きていけるかしらん?…とか、結構私は真面目に怖がったものでした(苦笑)。
毎日、朝と帰りのホームルームの時間になると、教室が静寂で満ち、姿勢をただし、誰も微動ひとつせず私語を全く発しないままA先生が来るのを待つという……いや、ホント、これだけ読むと、まるで漫画の世界のような恐怖タイムに見えるかもしれませんが、実話ですよ(苦笑)。怖いA先生のクラスゆえに、いわゆるヤンキーな生徒も当然同じクラスなのですが(爆)、その生徒も黙っているという……んで、A先生が来ると、ホームルームが始まるわけで、その間中は皆が身体を固くして無事に(笑)ホームルームが終わるのを待つという……そんなわけで、静寂のホームルームですから、当然スムースにホームルームは進行します。なので、帰りのホームルームはいつも1分あるかないかの時間で終わるため、我がクラスは掃除当番がある生徒以外はどのクラスよりも真っ先に帰宅できる(or部活に行ける)という、ある意味お得なクラスでもあったわけです(爆)。

んで、こういうおっかない教師が担任なので、A先生以外の授業においても、うちのクラスはかなり平和でした。まあ、前述のヤンキーくんとかは、他の先生の授業だとそれなりに羽目も外すわけですが、やり過ぎると担任A先生に報告が行ってやっかいなことになるので、ある程度大人しくしてましたし。
そんなわけで、うちのクラスは、どの授業も基本的にはほぼ平和に、スムースに授業が進んでいたように思います。つまり、勉強(授業)に集中ができたわけです。中3の担任もA先生だったため、受験勉強をする環境としては、私のいたクラスはある意味サイコーだった気がします。

「学級崩壊」っていう言葉が認知されて久しい気がしますが、教師の指導力って本当に大切です。学級崩壊したクラスって、結局のところ、身の危険を感じるクラスだと思うんですよ。小学校の時、私は前述のヤンキーくんに酷い目に遭わされたことがありますが、当時の担任は何もしてくれなかったですね(学級崩壊だったわけではありませんが)。ムカつきますよ、本当に。そのヤンキーくんと中学で同じクラスになったわけですが、A先生のおかげもあって、身の危険を感じなかったですね。

B先生もそれなりに怖い先生でしたが、A先生の指導力はちょっと特殊かもしれません。ホームルームが短いと言いましたが、そういったこともあり、普段は廊下とかであまり目撃しないのですよ。それでも、影響力は絶大でして、修学旅行とかもその先生ともう1人の先生(←この先生も結構怖い)だけで3年生男子全員を仕切っちゃいましたから……そういう意味では、他の先生は要らなくねえ?っていうくらい、生徒指導の能力は抜群でしたね。

まあ、おっかない、おっかないって書いちゃいましたけど…まあ、鬼軍曹のような雰囲気の先生でしたけど、問題さえ起こさなければ、別に怒鳴られるわけではないですし、怖くは無いです……って書こうと思ったけど、やはり普段の雰囲気も怖かった(爆)。まあ、何もしない生徒にはもちろん怒りませんが、ものを言う時の口調は普段からそれなりにおっかない先生でした。まあ、卒業後何年かして再会したことがあって、その時の様子と比較して考えれば、普段からのおっかない口調は、おそらくは生徒指導上の演出だった気がします(苦笑)。

なんでこんな思い出話を書いたかといいますと、実はこの春、A先生が定年退職を無事に迎えられたからです。指導力抜群だったA先生はその後ご出世なさり、校長にまで昇任されました。お世話になった恩師の定年となると、実に感慨深いものがあります。私の中学時代は、A先生のおかげで、とても安全な学校生活を送ることができ、受験勉強にも専念できました。

やはり私は思うんです。教師って、怖いほうがいいです。指導力抜群の怖い教師がいれば、生徒は学校生活を安全で平和に過ごすことができます。当時の私にとって、野蛮な生徒も多い義務教育の学校を安全に生きて卒業するっていうことが実に悲願でしたけど(いや、大げさでなく真剣に願ってました)、中学は本当に安全で平和でした。高校は大人しい真面目な生徒ばかりの高校でしたし、大学には過激派はいても(笑)ヤンキーはいませんから、嫌な思い出は小学校だけでしたね(苦笑)。

近年、指導力の無い先生も増えましたよね、きっと。学級崩壊とか、いろいろ穏やかじゃない話も多いですし。学校の安全とか治安維持っていうのは、生徒の人権として大切にすべきでしょう。そういう意味では、私は限度をわきまえた体罰については賛成派であります(爆)。ちなみにA先生は体罰はふるってませんでしたが、ちゃんと指導力ありましたよ。教師というものは、A先生のようにあるべきだと私は思います。

私の中学生活を安全で楽しい思い出にしてくれたA先生への感謝を表して、そしてA先生が無事に定年を迎えられたことを祝して、A先生へ乾杯です。
A先生、これからもお元気で♪
( ^^)/▽☆▽\(^^ )