由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

『ココロコネクト』の宣伝イベントに関する一連の件に関して

アニメ『ココロコネクト』の宣伝イベントをめぐる“例の件”に関して、作品が好きなファンの立場からの言及です。読みたくない方、都合の悪い方は、読まない方がいいと思われますので、なにとぞご留意を。

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(#この件には、様々な社会問題(ネットの病理を含む)が絡み合ってますねえ…)


先日『ココロコネクト』についてちょっとした感想を書きました。そこにも書いたとおり、気に入っていたアニメ作品だったのです。
…しかし、このアニメ作品に関するスキャンダルが発生しちゃいました。
内容は、某声優Iさんへのパワハラ・いじめの疑惑です。
すごく簡単に要約すると、Iさんに偽のオーディションを受けさせ、実はあなたの役はありませんよ!…というドッキリ事件を、先行上映イベント時に仕掛けたというもののようです。
そして、Iさんに宣伝部長として全国を回れ…的な仕事をさせたというもの。
当時、これについて「酷い」と言っていた人達もいたようですが、その時点では大きな騒ぎにはならなかったようでした。

その後、このドッキリ事件とは無関係に、主題歌を歌っているアーティストK氏のツィートをめぐって、ネットで炎上する事件が起きました。
その炎上が二次的に飛び火する形で、「K氏が主題歌を歌っているアニメ『ココロコネクト』でいじめ・パワハラ事件があったらしい」ということで、『ココロコネクト』が大炎上することになったのでした。

まあ、実際のイベントがどんな雰囲気で起きたかは知らないですので、あまり大きなことは言えません。しかし、声優さんがオーディションに臨むってことは、ネットでどなたかが書いておられたとおり、いわば「就職活動」に等しいものなのですよね。つまり、声優さんは皆、仕事を得るために真剣になってオーディションするわけです。
これを考えれば、偽物のオーディションを受けさせたうえに「実はあなたの役は無いよ」と言うのは、すごく酷過ぎる仕打ちです。これでは、いじめとかパワハラとか言われても仕方無いといえば仕方無いです。

炎上になったのを受けて、公式ホームページに9月2日付にて製作サイドからのコメントが出たのですが……これは、真相をちゃんと知らぬ私からみても酷い!
謝罪の仕方を知らない近年の自●党や●主党、食中毒事件を起こした企業の記者会見と同レベル。
これでさらなる炎上を招いておりますね。

あと、これも真相は不明ですが、何名かの声優さんがブログに謝罪・説明を書いておられますが、これらもなんか、申し合わせたような文言による釈明が入っていて実に潔さに欠けてます。一人のゴーストライターが全て書いたかのような似たような謝罪だなーとか思っていたら、同様のことを指摘しておられる方がいて、疑惑は確信になりました(苦笑)。

なんで、「言い訳がましいことを書かず、ひたすら誠意をこめて謝罪の言葉を連ねる」…というスキルが、この製作サイドおよび声優さんたちには無いのだろうねえ?と思いました。実は真相はいじめでもパワハラでも何でもないのかもしれません。しかし、まずはとにかく一連のドッキリ企画を観ていた人たちの中に「酷い」と嫌な気持ちになった方がいたのは少なくとも確かなようです。よって、理由はどうあれ、まずはドッキリ企画を観て嫌な思いをした人たちにとにかく詫びる…ということにひたすら徹していたならば、まだネットでの炎上はもっと小さく防げたかもしれません。

そんなわけで、私は「まあ、炎上も仕方無いだろう」と思って当初はこの事態を眺めておりました。

しかし、だんだん事態の推移をみるにつけ、この事態はなんだかむしろおかしいぞ…って思うようになりました。確かに、製作者側の仕打ちは酷いですし、非難はあってしかるべきだと思います。

しかし、うまく言えないんですが……なんだか、炎上させてる連中が、あまりにもしつこいんですよね。アマゾンの『ココロコネクト』のBD販売ページをみたら……カスタマーレビューがとんでもないことになってまして、☆1つの評価をわざわざつけて、ドッキリ事件への苦言を呈して「買う気が失せました」「キャンセルしました」などと書いているレビューが大量に…。ここまでくると、営業妨害以外の何物でも無く、かえって炎上に加担している側の方が酷いなあと思うようになりました。

んで、被害者の声優Iさんが本当にパワハラを受けたのかとうかという真偽は横に置いといて…さて、迷惑被っているのは誰でしょう? まずは、原作者さんですよね。原作および原作者さんには罪は無いのに、こんな形で原作者さんや原作まで色眼鏡で見られることになってしまうわけです。これは本当に残念なことです。原作者さんと原作は、ちゃんと切り離して評価するよう、努めたいものです。

あと、アニメ作品自体は、私は面白く良い作品だなーと思って観ていました。なので、関係者が頑張って作ったはずのせっかくの良作が、こういう形で汚された形になってしまったわけです。本当にもったいなく、本当に残念なことです。私はあくまでアニメ作品の面白さは評価したいと思っております。作った人間の根性が曲がっていたというだけの話であり、しかもれは作品のクオリティ事態には何ら関係も影響も無いのです。そこは切り離して見られないという主張の方も方もいらっしゃるでしょうが……まあ、そこは切り離して評価すべきでしょう。

そもそも、こんな形で騒ぎにしてしまっては、今回の件でドッキリ企画を仕掛けられた挙句に宣伝企画「トチランダム」に奮闘していた当事者の声優Iさんが報われないと思うのですよ。事件でアニメ作品までけなすのではなく、作品はあくまで作品として純粋に評価しませんか? それが、Iさんを応援することになると私は思います。あと、一部レギュラー声優さんがドッキリ企画でIさんを嘲笑していたのではないかとの疑惑もささやかれておりますが……その真偽は置いとくとして、声優さんたちは少なくとも、アニメのアフレコに関しては、純粋に声優としての仕事に誠意をもって励まれたはずであり、彼らへの本来あるべき正当な評価は、それはそれで作品の中できちんと為すべきです。それが、正しき者を正当に高評価し、悪しき者にきちんと猛省を促すことに通じるからです。

そして、一番の被害者……これは、私を含めたファン全員なのだと、私は言いたいです。何度も言いますが、私はこのアニメ作品は、純粋に面白い作品だと思って観ておりました。だからこそ、今回のような事件でケチがついてしまったことを、とても残念に思います。ファンを置いてけぼりにした見解だけだして謝罪もろくにできないような心無い製作側に対し、まずは心から怒りを感じます。やっぱ、9月2日付のあの公式コメントは、あり得ないでしょ??? 結果的にファンに迷惑をかけているのだから、ファンに対して公式は全面的に平身低頭で謝罪しなくてはなりません。ファンあっての作品です。「お客様は神様だ」という言葉がありますが、まさに「ファンは神様」です。我々ファンは言わば神様なのです……などとファン当事者の私が書くと傲慢な言い方になってしまいますが、要するに製作サイドの方々には、ここを間違えないで欲しいので、敢えてそういう書き方をしました。好きな作品を結果的に汚されて悲しい気持ちになっているファンの気持ちを汲み、まずは心からの謝罪をして欲しいものです。

アニメは観てもらわなければいけないし、その後のBDないしDVDが売れなければ話になりません。みな全てファンあってのことです。問題のイベント「トチランダム」の映像をBDやDVDの特典映像として添付するなんて、やはり取り止めるべきでしょう。代わりに、声優Iさんのためにも、「トチランダム」映像の代替として、Iさんが報われるような新たな特典映像なんかを今からでもきちんとサービスで製作し、謝罪文を同封するくらいの覚悟が無いと、下手するとBD・DVDは本当に売れなくなってしまうかもしれません。今回の件で、Iさんの従事した「トチランダム」は結果的に台無しになってしまいました。

んで、ここまで事態を大きくしたのは炎上させた人達であり、Iさんの擁護には全くなっておらず、かえってIさんの立場を悪くしています。かえって余計なことをしてIさんを苦しめている連中には、本当に怒り心頭ですよ。Iさんの声優としてのアニメ出演は14話以降らしいですが、おそらく本放送の放映は14話以降は無いように思うので、あとは今後のネット配信なりBD・DVDで観るしかないと思われますが、もし今後アニメが中断する事態になり、Iさんの仕事であった「トチランダム」も闇に葬られればIさんは本当に出番が無く、全く報われぬ立場に追い込まれてしまいます。パワハラを糾弾する以前に、Iさんが報われるよう応援することが、まず先決だったのではないでしょうか?

今回の騒動で、結果的に我々ファンを裏切り辛い思いをさせ、また声優Iさんや原作者さんにも辛い思いをさせた製作者サイドは、しかるべき責任者が出て、誠意ある謝罪文を掲載し、誠意ある謝罪会見動画をアップするとか、前述のようにIさんへの償いの代替企画を用意するなど、とにかく誠意ある対応にひたすら徹するべきでしょう。今更謝ればいいというものではありませんが、それをきちんとやっておかないと、この作品に関わった製作関連会社、スタッフ、声優などの関係者が、今後もネットであらぬ炎上被害を受け、下手すると業界で生きていけなくなるという事態になりかねません(※しかも、この作品のプロデューサーと関係の深い声優Kさん(この事件とは全く無関係)にまで三次的な影響が出ているのから、本当に洒落にならないのです…)。なにしろ、アニメ作品は、イメージが大切な作品です。「黒い心を持ってる」という疑惑レッテルをつけられた人間が作ったり声を吹き込んだりしたアニメ作品を、事情を知らない人間が今後果たして楽しんで観ようと思うでしょうか? こんな基本的なことがわからない人は、今後アニメ作品など作ってはなりません。まして、今回の作品のタイトルは『ココロコネクト』なのですよ! 「ココロ」を冠する作品の関係者が、作品に絡んだイタズラで一人の声優さんの「心」を傷つけ、関係者を傷つけ、ファンの「心」を傷つけたのです。

厳しい物言いをしました。これは作品が憎いとか嫌いになったからではありません。『ココロコネクト』というアニメ作品を楽しんで観ているファンであるからこそ、好きだからこそ、作品を汚されたという悔しい気持ちが止まらないからこそ、厳しく苦言を呈しております。私は『ココロコネクト』というアニメが好きです。だから、最後まで『ココロコネクト』を楽しく観賞したいと思います。

やみくもに炎上を煽る心無い人間たちには「もう黙れ!」って言いたいです。無関係のはずなのに、正義という看板を誤用して、他者に迷惑をかけまくるなんてサイテーですよ!!! 好きな作品を汚されて、私は本当に腹立たしい!!! 誰が何と言おうと、私は『ココロコネクト』が面白いと思います!!! 誰が何と言おうと、私は『ココロコネクト』好きです!!! 誰が何と言おうと、私は稲葉姫子ちゃんがとても萌えもえでしょうがないのです!!!(ちゅど〜〜〜〜〜ん!!!)