由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

小田和正さんコンサートレポート(2011年9月29日、東京ドーム2日目)



さて、先日友人のKさんと一緒にデェトした(爆)、小田和正さんのコンサート「どーも どーも −その日が来るまで−」東京ドーム公演2日目(9月29日)のレポートを、当日披露された曲目紹介とともに書いてまいります♪
ネタバレですので、差し支えある方はご遠慮ください。
また、長文ですので、その点ご了承ください。
なお、自分なりに記憶を掘り起こして書いたつもりですが、曲順とか内容について誤りがありましたら、ご教示いただけると幸いです。

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注1:[☆]印は最新アルバム「どーも」の曲を示します。
注2:ENはアンコールの意味です。

東京ドームのコンサートは、人数も半端じゃなく、私たちも入場に20分くらいかかりました。全員が時間までに入場しきれず、始ってからようやく着席できた方もいましたね。
我々の席はアリーナ席で、中央の花道の小田さんたちから見て左側に位置し、メインステージ上にいる小田さんの表情が肉眼で確認できる場所でした♪ かなり条件の良い方の席だったので、とてもラッキーでした♪

■1.明日

この歌の後の冒頭MCで、東日本大震災に関する小田さんの想いが語られます。ツアーのサブタイトル「その日がくるまで」に込められた「その日」を信じてか、小田さんは1曲目を「明日」という歌に決めていたとのこと。そして、被災地への想いを冒頭で歌われました。また小田さんはMCにて、今夜は明るく楽しくやろうと観客に伝えておりました。被災県に住む私としては、この冒頭のメッセージに目頭が熱くなりました。

■2.ラブ・ストーリーは突然に

言うまでも無く小田さん最大のヒット曲。かつてのツアーではアンコールの定番でありましたが、いつからか中盤で歌われるようになっておりました。今回はなんと、いきなり2曲目です。MCにて明るく楽しくやろうとおっしゃった小田さん。冒頭に震災への想いを語ったことから、しんみりとした雰囲気も当然漂うわけですが、この歌を2曲目に披露したことで、まだコンサートは始まったばかりなのに、会場は既にクライマックス状態へ! そしてドームの花道を全速力で大人げなく(笑)走り回る小田さん♪ とても64歳とは思えない! 後でMCにて、昨日(1日目)の反省から抑えようと思っていたのに、結局思いっきり走り回ってしまったと苦笑されていました。

■3.こころ

井上真央さん主演のドラマ「ファースト・キス」の主題歌。ドラマ主題歌らしい爽やかなナンバー。

■4.正義は勝つ

アルバム「そうかな −相対性の彼方−」からの選曲。力強いメッセージソングです。好きな歌の一つだけに、ショートバージョンだったのがちょっと残念。

たしかこの歌の後に、バンドメンバーの紹介が為されました。今回特徴的なのは、バイオリンやビオラなどの弦楽器のメンバーが4名くらい参加されていることです。かつてオフコース時代にもライブでストリングスを導入したことのある小田さんですが、このようなステージはもしかして今回のツアーが初めてかも?

■5.[☆]誰れも どんなことも

最新アルバムからの最初の選曲です。メロディラインが洒落た美しさの歌で、大人の歌っていう感じです。静かな夜のバーででカップルの雰囲気を盛り上げる感じの歌?(爆)

■6.[☆]こたえ

ボーカルで聴かせる、心に沁みわたる歌です。小田さんの肉声、やはりスゲエ!

■7.たしかなこと

この歌の前のMCで、歌づくりの苦労談を語った小田さん。この歌も、まず素敵な曲が浮かんだのに、その後歌詞が納得いかなくて苦心したのだとか。こんな歌づくりへの想いをMCで聴ける機会は貴重かも? この歌はいろんな番組やら式典やらでBGMになっているらしく、結構有名な歌かと。小田さんのモノマネで有名な「オフコース小田」さんはこの歌をよく歌っていらっしゃいますね。アルバム「そうかな」からの選曲でもあります。

そして、この歌の後のMCでは、岡山で植樹したエピソードを語った小田さん。ただ、このこの植樹については、主催者側のミスで無許可植樹になってしまったとのこと小田さんが。そのエピソードがMCで紹介されました。植樹時の模様と、問題になった際の新聞記事が映像で流され、小田さんのユーモラスな語り口もあって会場は爆笑ものでした。
…気になって記事をネットで検索したら、岡山市も主催者側もミスに気付いていたのに、小田さんが既に植樹の場所に向かっていたので中止できなかったのだと書いてありました。小田さんも岡山在住のファンの皆様も、きっと辛い思いをされたと思います。
小田さんは前向きに笑いのネタに変えておられましたけど…でも、小田さん、きっと辛かったろうな…。こんな形で小田さんに不名誉な事態が起き(小田さんは悪くないのに!)、ファンの1人としてなんだか悲しい…。

■8.[☆]若葉のひと

この歌も沁みわたる聴かせる歌ですが、力強いサビの部分で小田さんの美声が発揮されてます。最新アルバムは全体的に静かな歌が多いですが、ドームでじっくり聴くと、小田さんの美しい歌声が如何に神話のレベルかを痛感させられます♪

■9.秋の気配

ここまで、オフコース時代の歌が出て来ませんでしたが、ようやく9曲目にてオフコース時代の美しい歌「秋の気配」が♪ セルフカバーもされているので、ソロ以降のファンにもおなじみの歌かと思います。私や友人Kさんも盆(笑)と年末(笑)のカラオケにてよく歌う曲です。オフコース時代と変わらぬ小田さんの美声の神っぷりをあらためて体感♪

■10.メドレー

懐かしい歌のメドレーとのことで、全部で6曲披露。後述するように、マニアックな選曲多し!!! 古くからのアルバムを全てチェックしているファンを唸らせる選曲な一方、わからなかった方も多かったのではないかとー。

(i)I LOVE YOU

オフコース絶頂期の頃の代表曲の一つ。なかなかコンサートで聴ける機会は無いように思います。

(ii)切ない愛のうたをきかせて

この選曲は実にマニアック! オフコース時代に小田さんが作ったソロアルバムからのセレクトですが、とても澄んだ美しい小田さんの歌声が堪能できる歌です。この歌を変わらぬ美声で歌いこなす小田さんはやはり神!

(iii)good times & bad times

オフコース解散後に小田さんがネスカフェのCM出演で流れた歌です。

(iv)めぐる季節

以前もコンサートで歌われたことがあるような気もしますが…セルフカバーも確かされていないので、シングル曲とはいえ、マニアックな選曲ではあります。

(v)水曜日の午後

ファーストアルバムに収録されており、後にベストアルバムにも入ってはいるものの、やはりマニアックな選曲ですね。

(vi)少年のように

これもまた、今までのソロのコンサートで歌われたことあったかなあ??? ガチでマニアックな選曲! 原曲は美しいハーモニーが特徴の歌。

■11.緑の街

小田さんが作られた2本目の映画の主題歌なのですが、歌の冒頭で小田さん歌詞を間違えてしまい、思わず膝まづいて演奏中止(苦笑)。しかも、1日目も同じ間違いをしてしまったと打ち明ける小田さん。ネタなんぢゃないかと思わせるような、そんな偶然の2日続きな間違いっすね。気を取り直して歌い直した小田さんは、今度は間違えずに歌ってました。

■12.風の坂道

これは私もよくカラオケで歌う美しい歌♪ コンサートツアーでもおなじみの歌です♪

この後「ご当地紀行スペシャル」として、今回のツアーで回った各地での「ご当地紀行」の映像の総集編が流されました。地方会場だと、そのご当地のご当地紀行が流されるのですが、東京でのコンサートの場合は、ご当地紀行ってやらないんですかね?(私の住む地元の場合だと、お約束のごとく小田さんの母校である東北大学がよく登場します☆)

ご当地紀行のあとは、小田さんも衣替えして後半戦に突入!

■13.[☆]グッバイ

今にさよならを告げ、新しい明日へ向かう前向きな決意を語る力強いポジティヴな歌♪ 後半に突入してからしばらく、MC無しで力強い歌を中心としたステージがメインステージを中心に進みます。私とKさんの席はメインステージの小田さんの様子が肉眼で堪能できる位置でしたので、ステージを存分に堪能しております♪
んで、この歌、題名が心臓に悪い(苦笑)。小田さんの年齢を考えると、いつ引退宣言されても不思議ではないので、こういうタイトルの歌を出されると、ファンとしてはパニックになってしまいまして…実は前向きな力強い歌なのですが…やはり私も動揺したためか、シングルを買う勇気も無く、アルバム買ってもしばらくこの歌を聴けなかったという…(苦笑)
後述しますが、この歌のひとつ前のシングルが「さよならは 言わない」などというこれまたファンを動揺させるような意味深なタイトルなので…それに引き続き「グッバイ」ですよぉ…!!! 当時の私の動揺をお察しください(苦笑)

■14.思いのままに

オフコース時代の代表的なパワフルな歌。「きぃーみはぁー! きみのうーたー、うーたえぇー!」…私も思わず口ずさんでまして、実に爽快♪

■15.愛を止めないで

これは有名な歌ですね。ショートバージョンだったのがちょっと残念かも? 

■16.the flag

アルバム「個人主義」からの選曲。若い頃の決意をもう一度思い出してもう一度戦わないか?…と投げかける力強いメッセージソング。いろんな意味で、今の我々に必要なメッセージソングだと思います。

■17.[☆]やさしい雨

力強くかつ優しい響きに溢れる歌です。

■18.Yes-No

ここにきて…待ってました!!! オフコース時代を含めて小田さんのコンサートで必ず歌われる伝説の歌で、園山さんのサックスによる前奏が「いよいよ「Yes-No」をやるぞ!」とのお約束メッセージサックスになっており、前奏時点で会場は大興奮!!! ですからアレンジはもちろんオフコース時代のアレンジです♪ 当然小田さんは会場中を走り回る!!! 会場の熱気は最高潮に!!! 

■19.キラキラ(自転車)

これも小田さんお気に入りなのか、近年のコンサートではおなじみの歌。この歌で、小田さんはついに自転車で走りだしてしまいます! これには唖然としてしまいました(笑)。3年前のコンサートツアーで自転車やろうとして失敗して怪我なさったというエピソードは後で知りました。小田さんってば、大人げないです!(笑)

■20.伝えたいことがあるんだ

中居正広さん主演のドラマの主題歌にもなっていた歌。早口の歌いっぷりで、かつ息継ぐ間も間奏も無くほとんど歌いっぱなしの歌なので、歌いこなすのは難しい歌ですが、これを難なく歌ってしまった小田さんでした!!! 本当にスゲえ!!! ショートバージョンだったのが残念ですがー。

■21.緑の日々

これまたオフコース時代の代表曲の一つ。メロディラインが美しいのが印象的。これもショートバージョンなのが残念。

■22.[☆]今日も どこかで

ここから最後の歌まで、連続で最新アルバム「どーも」からの歌が続きます。
人の絆とかつながりを歌い上げた、今の日本に必要なメッセージソングです。東日本大震災を経た今年、この歌は偶然にも今の日本にとって必要な歌となりました。アルバムでは最後の方で会場の大合唱になるのですが、このコンサートでも小田さんは最後に会場にボーカルをゆだね、会場全体で大合唱。私も精一杯、心をこめて歌わせていただきました! 目頭が熱くなります!!!

■23.[☆]さよならは 言わない

んで、先ほど「グッバイ」のところでも言った通り、このタイトルは心臓に悪い!(苦笑) あとでツアーパンフレット読んでわかりましたが、やはり小田さんとしても去り際を意識して作られた歌でもあるらしく、歌詞も思い出を回顧するような歌です。
コンサートではピアノを弾きながら歌っておられました。もうコンサートも時間的に終盤…というタイミングでこの歌を、それもピアノ弾き語りでしみじみ歌われてしまうと…とてもドキドキハラハラしながら聴いてました…(苦笑)

■24.[☆]東京の空

これも、ピアノ弾き語り。この東京の空の下から、全国各地にいるファンへのメッセージソング…という感じに聴こえました。回顧するような歌詞なので、前曲が「さよならは 言わない」だっただけに、これまたハラハラドキドキ…(苦笑)

■25.[☆]hello hello

これが最後の歌になりました。この歌も、東日本大震災を経た今、私達に必要なメッセージソングとなりました。明日に向かってくじけず生きていこう…という、勇気をくれる歌です。タイトルもポジティヴ。しんみりと聴かせる歌ながら、ポジティヴなメッセージとともに、コンサートは終了。小田さんはバンドメンバー一人一人と握手を交わし、会場の4方向に礼をして、退場されました。

しばらく会場からはアンコールの拍手。そして、小田さんが再び登場! アンコールです!

■EN-1.ムーンライト・セレナーデ

ここからはアンコール。小田さんがサックスを持ってます! 小田さんのサックスとバンドメンバーの計4名で管楽器演奏を披露。っていうか、小田さんってば、サックスもやれるとは、スゲえ!!! 何の曲かはわからなかったのですが、他の方の情報によれば「ムーンライト セレナーデ」という曲らしいです。無学ですみません(苦笑)。

■EN-2.またたく星に願いを

小田さんお気に入りの一曲ですね。必ずこの歌もコンサートで歌われる元気の良い歌。小田さんは当然会場を走り回ります(笑)

■EN-3.ダイジョウブ

NHK連ドラ「どんど晴れ」の主題歌として有名。会場の皆で大合唱になりました♪ これもまた勇気をくれるメッセージソングですね。今の日本に必要な歌。

この歌が終わると、小田さんたちはまた礼をされて退場。さらにアンコールの拍手。そして再び小田さんが登場!!!

■EN-4.言葉にできない

いや、もう、私も小田さんも泣いちゃうかと思いましたよ! この歌については今更言うまでもなく、人との出会い、人との絆の嬉しさを高らかに歌い上げた名曲です! 「深イイ話」などの様々なテレビ番組でBGMとして繰り返し使用されていることがこの歌の名曲ぶりを証明しています!!! しかも今年は東日本大震災で人々の心が様々に傷ついた年…こんな時こそ、この歌が私たちに必要だと痛感します。きっと会場で涙が流れたファンの皆様は多かったんじゃないかな?

■EN-5.YES-YES-YES

近年のコンサートでは必ず歌われるようになったポジティヴなメッセージソングです。当然会場は大合唱! 私も思いっきり歌わせていただきました! 元気になれます!

■EN-6.いつも いつも

バンドメンバー全員が横一列に並び、小田さんが指揮を執って全員で合唱。ああ…こんどこそこの夢のようなコンサートも終わりなのか…しんみりとしつつ、「小田さん、素敵な思い出を今夜はありがとう!」と感謝しながら聴き入りました。
そして、メンバーは礼をし、退場。小田さんはMCで「このツアーは来月、そして来年へと続いて行きます。来年はみんなの想いを持って、東北に行く事になります。」…目頭が熱くなりました! 残念ながら中止となってしまった東北の今回のコンサート。しかし小田さんは、来年来て下さると約束してくださいました。私は待ち切れず、こうして東京に大人げなく来てしまいましたが……小田さんが来年東北に来てくださるのを、あらためて楽しみに待ちたいと思います!

そして、終わりかと思いきや…小田さんはギターを構えて…会場は再び興奮状態に! というか、既に3時間超えてる気が…本気ですかあ????

■EN-7.[☆]君のこと

ギター弾き語りで1人で歌う小田さん。アルバム「どーも」の中でこの歌だけコンサート本編で歌われてなかったのですが、アンコールで歌われたので、最新アルバムの10曲全部がコンサートで披露されたことになります。こんなふうに、最新アルバムの全曲が披露されるのって、小田さんのコンサートでは極めて稀なことかもしれません?

そして我々に礼をする小田さん。お疲れさまでした……って、小田さんは前に歩いてグランドピアノへ……ま、マジっすかあ????

■EN-8.生まれ来る子供たちのために

感無量です…オフコース時代の名曲の一つ……今、日本で奮闘している私達大人にとって、今ほどこの歌が必要な時はありません! 私たちの目の前には幾多の困難…特に今年は困難に見舞われた年ですが、生まれ来る子供たちのために、私たち大人はくじけるわけにはいかないのです。もちろん、時にはくじけてもいい。でも、そんな時はこの歌を胸に、何度でも立ち上がってくじけて、また立ち上がってを繰り返そう…そんな思いが胸に湧きおこりました!!!

小田さんは歌い終わると、力強く「また会おうぜ!!!!!」と大声で叫び……そして退場されました。そして、エンディングムービーが流れ、今度こそ素敵な今宵のコンサートは終了となりました。時計を見たら21時48分。前回の「今日も どこかで」の宮城でのステージがほぼちょうど3時間でしたが、今回は3時間18分!!!
3時間超えて3時間18分なんて、小田さん、凄すぎ!!! 歌は全部で37曲!!! 澄んだ高音は健在!!! 選曲はいつも以上に目頭が熱くなる選曲で、今の日本にとって、今の私たちにとって、本当に必要なメッセージソングを小田さんはいくつも歌ってくださいました。

小田さんは来年東北に来て下さると約束してくださいました。小田さんは「また会おうぜ!!!!!」と約束してくださいました。現在64歳の小田さんですが、いつかまたきっと私たちの前で歌ってくださる……その日が来るまで、楽しみに待ちたいと思います。
小田さん、素敵なステージと思い出をありがとうございました!!! そして、この日お忙しいなか、おつきあいいただいた友人Kさん、素敵な思い出をありがとうございました!!!