石巻に行った目的は、萬画館ではなく、震災関連の見学でありました。
「MEET門脇」は、震災遺構となった門脇小学校の校舎跡の真ん前にあります。
震災を経験した当時の県内の児童たる、若き語り部による生々しいお話が、声優によって朗読された動画(漫画動画)にて視聴できます。また、震災関連の種々の資料も見ることができます。単に震災の恐ろしさの伝承にとどまらず、若き彼らの未来に対する考えなどが語られているのが印象的でした。
実は、これらの漫画動画の中には、私の親類(※無事でした)の知り合いに関係する中身もありました。その知り合いさんは、残念ながら津波の犠牲になられまして、私も知っていた方でした……。胸が痛みます。
なお、この館の無料エリアには、石ノ森萬画館にかつてあった「シージェッター海斗」の像が展示されています。ご覧の通り、この像は被災して、瓦礫の中から発見されたとのこと。前の記事でご紹介した現在の像と比較してみてください。震災の恐ろしさを感じていただけるかと思います。関心を持たれた方は、ぜひ現地にて直接ご覧いただければと思います。
4枚目の写真は、門脇小学校の校舎跡です。震災の影響で児童も減少し、閉校しました。校舎跡は遺構として整備中みたいです。いつか公開されることがあれぱ、見学させていただきたいと思います。
