由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

小田和正さんコンサートレポート(2012年4月21日、宮城、セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)1日目)



「その日が来るまで」…私たちは「その日」を信じて、小田さんを信じて待ち続けました。そして「その日」…確かに小田さんは私たちの前に姿を見せ、素敵なステージを披露してくださいました♪

…というわけで、昨日行われた小田和正さんのコンサート「どーも どーも −その日が来るまで−」宮城公演1日目(4月21日)のレポートを、当日披露された曲目紹介とともにさっそく書いてまいります♪

ゆえにネタバレですので、差し支えある方はご遠慮ください。
また、長文ですので、その点ご了承ください。

なお、自分なりに記憶を掘り起こして書いたつもりですが、曲順とか内容について誤りがありましたら、ご教示いただけると幸いです。

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【おことわり】
今回のコンサートの曲目の大部分は、昨年レポートした東京ドームコンサートの内容と共通しておりました。なので、演奏曲名は一応全部紹介いたしますが、内容面については曲ごとの細かい紹介は必ずしもせず、今回は東京と違うところなどを中心にレポートいたします☆ それで物足りない方は、東京ドームコンサートのレポートも併せてお読みください♪


注1:[☆]印は最新アルバム「どーも」の曲を示します。
注2:ENはアンコールの意味です。
注3:[※]印は東京と演目が違う部分です。

開演は18時予定でしたが、オープニングアニメーションが始まったのが18時20分くらいだったかな? 後でわかったのですが、シャトルバスだかの一部が遅れたために開始時刻を繰り下げたようです。18時23分頃にミュージシャンが登壇し、その中に小田さんが…!!!

■1.明日

■2.ラブ・ストーリーは突然に

■3.こころ

■4.正義は勝つ(ショートバージョン)

まず4曲♪ 東京でのものと共通です。いきなり2曲目で「ラブ・ストーリー」を歌い、会場を既にクライマックス状態に持って参ります♪ そして、アリーナの客席に至るところで降りて行ってマイクを向ける小田さん♪ 戸惑ってなかなか声の出ない方もいらっしゃれば、堂々と歌っていらっしゃる方もおられて面白かった♪

4曲目が終わったところで、バンドメンバーの紹介です♪
MCで小田さんは、このコンサートが昨年6月に実施されるはずだったことをおっしゃり、また、コンサートはできないのではないか? コンサートなんてやってはいけないのではないか?…という苦悩も抱かれたとのお話をなさいました。しかしこうして小田さんは、東北に、宮城に、あらためてやってきてくださいました♪ 感無量であります!

■5.[☆]誰も どんなことも

■6.[☆]こたえ

そしてMC。小田さんが近頃はじめられたダイエット話が出て来ました。30回噛むようにしたら、満腹中枢が働いて、お腹一杯になるのだとか。体重もすぐに減ったとのこと。すげー! それで、食べないようにしていたら、やはりすぐに疲れるようになったのだとか(笑) 先週の秋田の公演もその意味でかなりお疲れのようだったとか(苦笑)
そういえば、小田さんの顔、やはり老けたなあ…とか思っていたら、要するにダイエットで痩せたせいもあったのでしょうね。近頃また食べるようになさっているとのこと。コンサートで体力持たなければしょうがないですものね(笑)

■7.たしかなこと

この「たしかなこと」が始まってまもなく、思わず失笑してしまい演奏中断となる小田さん。手拍子する人としない人がいてある意味中途半端だったらしく、なにか小田さんの中で調子が狂ったみたい。「手拍子は…じゃあ、無しでお願いします」と、フツーのアーティストとは逆のお願いをする小田さん(笑)。あらためて演奏しなおしでした☆

その後、仙台での思い出話を始める小田さん。花見で酒が弱いのに酒をたらふく飲まされた話とかされてました(笑)

■8.[※]Re

「春の歌を歌おうと思います」…とのことで、今回は「Re」を歌われました♪ 東京では「若葉のひと」を歌ってた部分でした。ここではじめて、東京とは曲目が違ってきます。「Re」は「アール・イー」と読みます(本日小田さんが曲名をそう言ってました)。メールのレスのReが元ネタのはずで、実際メールをモチーフにした歌になってます。明日をみすえた、そしてもうすぐ来る春をみすえた、前向きな歌です♪ この季節に東北で小田さんが歌う意味は大きい曲目でした♪

この後もさらに仙台での思い出話をMCする小田さん♪ 最初大学に馴染めず誰とも話せず、辞めようかなと思ってたら、アサイくんという人が話しかけてくれた話をされてまして、彼のおかげで今の自分があるなどと話されてました♪ あと帰省時の親の話などもなさってましたね☆

■9.[※]メドレー

ギターの稲葉さんと2人での弾き語りにて、今回も懐かしい歌のメドレーとのことで、やはり全部で6曲披露…でしたが、実は曲目が1曲だけ東京と異なってます。その曲発表当時の映像とかも流れていて、これがまた非常に興味深い♪

(i)I LOVE YOU
(ii)切ない愛のうたをきかせて
(iii)good times & bad times
(iv)めぐる季節
(v)水曜日の午後
(vi)[※]woh woh

6曲目だけが今回異なってました。「woh woh」は「個人主義」というアルバム収録の歌で、アルバム、シングルとも2000年に発売されたものでした☆ マニアックな歌が多いメドレーですが、この歌はわかった人も結構いらっしゃったんじゃないかな? 「僕は君に何も誓えない でも 僕は 君のために せいいっぱいの 人生を 生きる」…このフレーズは、東北のファンに向けての小田さんのメッセージなのだろうと思いますし、だからこそ敢えてそんなに昔の歌ではないこの歌をメドレーに入れたのだと思いました。

そしてその推測は、次のMCでより確固となります。震災のあと、歌を作って被災地で歌ったアーティストもいる中、小田さんは自分にはできないと思っていたとのことです。しかし、今回、この東北ツアーに向けて新曲を作ってくださったとのこと! 小田さんは、ご自分にできることをせいいっぱいやってくださいました。それが今回の東北ツアーの実現であり、次に披露される新曲でした♪

■10.[※]その日が来るまで(2012年新曲!)

ツアー開始前につけたサブタイトル「その日が来るまで」を冠した新曲です♪ 「君が好き それを伝えたかったんだ 遠くからずっと 君を思ってた」「嬉しいことが すぐにまってるといいね 僕には歌うことしかできないけれど」…昨年から小田さんが東北に対し思っていてくださったことが真っ直ぐに歌われたやさしいメロディーの歌に、目頭が熱くなりました! 映像では大河原あたりの桜(たぶん)が映し出され、春の訪れと小田さんのご来県及び新曲が、私たち宮城のファンにとって素敵なプレゼントとなりました♪

■11.緑の街

小田さん監督の同名の映画の主題歌ですね♪ この映画の映像が歌っている最中に流れたのですが、映画をみたことがある相方がやたらに反応しておりました♪

■12.風の坂道

ピアノ弾き語りで歌ってくれたのですけど、こういうピアノで静かに歌う小田さんの声の澄みわたった高音と声量が、マジパネェっす♪ 小田さんのコンサートを長年観続けておりますが、この美声は本当にライブでは変わらず健在♪

そして、ご当地紀行に♪
まずは仙台駅。次にクリネックススタジアム宮城へ♪ ファンの皆様はご存知のとおり、小田さんは星野仙一さんと親しいわけですが、その星野サンが監督やってる楽天イーグルスの本拠地へやってきたわけです♪ 「いつでも行くよ」と星野サンに言っておきながら、小田さんってば、全然観戦に行ってないらしいです(笑) そして、スタジアムに侵入する小田さん。関係者に怒られなかったのが物足りなかったらしいです(笑)
続いて塩竃神社。長い石段を強がって上る小田さんですが、金比羅山と比べたら大した事ないと言っておられましたが、かなりゼエゼエされていたようで…(笑)
次にJR本塩釜駅から仙石線に乗って松島へ行こうとする小田さんですが、すぐ隣の東塩釜駅で終点の電車に乗ってしまい、タクシーで松島へ行く羽目に。というか、行き先確認しなかったのでしょうか?(笑) まあ、たぶん始めからわかってやっていたネタなのでしょうけれど(笑) 松島では遊覧船に乗ってカモメと格闘(?)して「イテッ」とか叫ぶ小田さん(笑)
その後、被災地として全国的にも知られる石巻へ。ここでは石巻の風景をさっと写すにとどまりました。
最後にやはり被害の大きかった東松島市へ行かれましたが、同市の鳴瀬川河畔にて「会場のみんなと歌おう」ということで“ふるさと”を歌う小田さん。会場の皆も一緒に合掌でした♪

ご当地紀行のあとは、小田さんも衣替えして後半戦に突入!
東京での演目と同内容にてパワフルな歌が連続してしばらく続きます♪

■13.[☆]グッバイ

■14.思いのままに

■15.愛を止めないで(ショートバージョン) 

■16.the flag

■17.[☆]やさしい雨

■18.Yes-No

今回も、園山さんがいきなり力強いサックス前奏♪ 「いよいよ「Yes-No」をやるぞ!」とのお約束メッセージサックスは今回もいつも以上に力がこもってます♪ 会場は大興奮!!! ですからアレンジはもちろんオフコース時代のアレンジです♪ 小田さんは会場中をひたすら走り回る!!! 会場の熱気は最高潮に!!! 

■19.キラキラ

会場は東京ドームと比べてはるかに狭いため、さすがに自転車はありませんでした(笑)

■20.伝えたいことがあるんだ(ショートバージョン)

■21.[※]19の頃

東京では「緑の日々」だったところが、この曲になってます。これも2000年のアルバム「個人主義」からのセレクト。19の頃…小田さんにとってはこの頃が仙台で過ごされた日々ということになります。仙台を意識してのセレクトだと思います♪ 

■22.[☆]今日も どこかで

ここから最後の歌まで、東京と同様、連続で最新アルバム「どーも」からの歌が続きます。人の絆とかつながりを歌い上げた、今の日本に必要なメッセージソングです。
東京でも感じましたが、この歌は今の日本にとって本当に必要な歌となりました。今回も小田さんは歌の最後の方で会場にボーカルをゆだね、会場全体で大合唱。私も今回も精一杯、心をこめて歌わせていただきました!

■23.[☆]さよならは 言わない

■24.[☆]東京の空

■25.[☆]hello hello

やはりこれが最後の歌…。この歌も本当に、私達に必要なメッセージソングとなりました。明日に向かってくじけず生きていこう…という、勇気をくれる歌です。タイトルもポジティヴ。しんみりと聴かせる歌ながら、ポジティヴなメッセージとともに、コンサートは終了。
小田さんはやはりバンドメンバー一人一人と握手を交わし、会場の4方向に礼をして、退場されました。

しばらく会場からはアンコールの拍手。そして、小田さんが再び登場! アンコールです!
現れた小田さんは、なんと! 背番号77の「K.ODA」の楽天イーグルスユニフォームを着用して現れました♪ 77…って、それは星野サンの背番号でわ??? まあ、お友達である星野サンの許可取ったんでしょうけれど(笑)

■EN-1.またたく星に願いを

■EN-2.ダイジョウブ

相方がこの歌が好きで、いつ歌ってくれるのかとヤキモキしていた様子。相方曰く、なぜかアンコールでばかりこの歌が演奏されるのだとか? これもまた勇気をくれるメッセージソングですね。今の日本に必要な歌。

この歌が終わると、小田さんたちはまた礼をされて退場。さらにアンコールの拍手。そして再び小田さんが登場!!! 今度は白いTシャツになってまして、ユニフォームは脱がれたご様子(笑)

■EN-3.言葉にできない

もう今更説明不要の歌!!! この東北ツアーで歌われないわけがありません! 小田さん泣いちゃうかな?とか思いましたが、ピアノ弾き語りゆえの超神声で歌いまくった小田さん……スゲえっす!!! パネエっす!!! 感涙されたファンの方々も多いことと思います♪

■EN-4.YES-YES-YES

■EN-5.いつも いつも

やはり、バンドメンバー全員が横一列に並び、小田さんが指揮を執って全員で合唱。
本日のコンサートはこの歌で本当に最後になりました。東京だとこの後も更に2曲あったのですが、東北ツアーはここで最後のようでした。東京ドームが特殊なのか? さらに歌があるかと思っていたので、ちょっと私は拍子抜けでしたが…(苦笑)
まあ、この歌をバンドメンバー全員で歌うというあたりで、雰囲気的に終演っぽい感じになりますからね☆

以上、終演時刻は21時20分と、ピッタリ3時間でした☆ あっという間の3時間でした♪ 名残惜しいです。またいつか、この素敵なステージが実現することを願っております♪ そしてその頃には、被災地宮城にもより多くの笑顔が戻っていることを信じて…。
曲目は概ね昨年ツアーと同じなのですが、東北ツアーを意識したと推察される若干の選曲の違いがあるのと、今回の東北ツアーに向けて製作された新曲が聴けたのが特徴的でした♪

震災では多くの悲しい出来事がありましたが、震災を経た今だからこそ得られたもの、気付けたことがたくさんありました♪ そして一旦は小田さんのコンサートも中止となりましたが、本日こうして小田さんの宮城でのステージを取り戻すことができました♪

小田さんの青春の地たる宮城…被災後の姿もご覧になっておられるようで、いろいろと複雑な思いもおありだったかと思います。しかし、今夜は楽しいライブにしようと、小田さんは決して涙をみせることなく、笑顔の楽しいステージをみせてくださいました♪ このたびの宮城のステージをあらためて実行してくださった小田さんに感謝です♪ ありがとうございました!!! 次にまた宮城でお会い出来る「その日が来るまで」待っております♪