由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

『俺妹』作者への脅迫メール事件の考察を通じてヲタの倫理及び活動理念について考えてみた(←…って大ゲサな!(笑))

4月12日のネットニュース(新聞)で、『俺妹』の作者のもとに脅迫メールを500通も送ったとかで、犯人が逮捕されたという話が…(汗)
というわけで、以下に記事も引用しつつ論じます。ネタバレも入っているので、都合の悪い方は以下はご遠慮をー。


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では、まずは記事の引用から。3社の記事(一部伏字)を載せます。

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時事通信社】作家に嫌がらせメール500通=脅迫容疑で無職男逮捕―警視庁
 ライトノベル作家伏見つかささん(31)らに、嫌がらせメールを大量に送ったとして、警視庁麹町署は12日、脅迫容疑で●●県●●市●●町、無職●●容疑者(32)を逮捕した。
 伏見さんはアニメ化された「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」などの作品で知られる。
 同署によると、●●容疑者は「小説の中で自分の好きなキャラクターがないがしろにされて腹が立った」と話し、容疑を認めているという。 

朝日新聞】ヒロインの扱い不満…脅迫メール500通送った疑い
 小説の中のヒロインの扱いが不満で、作者を脅迫するメールを何度も送りつけたとして、警視庁は12日、●●県●●市●●町の無職●●容疑者(32)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。●●容疑者は5カ月間に500回以上のメールを送ったといい、「小説の女の子が好きだったが、彼女がないがしろにされた」と供述しているという。
 麹町署によると、逮捕容疑は昨年11月16日と22日、●●県●●市の小説家、伏見つかささん(31)に「黒猫の死体をたたきつけてやりたい」「死ね詐欺師」などと記したメールを計10回送りつけて脅したというもの。伏見さんの首を斬ったように加工した写真も添付されていたという。
 伏見さんの人気シリーズ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の登場人物が、作品中で周囲から疎外されていくことに腹が立ったと供述しているという。

毎日新聞】脅迫容疑:32歳の男逮捕 小説家にメール500回以上
 小説家の伏見つかささん(31)の公式ブログに「『黒猫』の死体を叩(たた)き付けてやりたい」などと書いた電子メールを送信したとして、警視庁麹町署は12日、●●県●●市●●町、無職、●●容疑者(32)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
 麹町署によると、●●容疑者は伏見さんの作品「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のファンで、「黒猫」は同作品の登場人物の一人。「『黒猫』ばかりが目立つストーリー展開に腹が立った」などと供述している。
 逮捕容疑は昨年11月16日午後8時ごろ、自宅のパソコンから脅迫メールを送信したなどとしている。昨年11月以降、同じ趣旨のメールを500回以上送り続けていたとみられる。
 出版するアスキー・メディアワークスによると「俺の妹〜」は累計370万部を発行。同社の担当者は「何度もメールが送られ被害届を出した。容疑者が逮捕され、まずは安心している」とコメントした。

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さて、まず私の立場を明確にしてから論じましょうか?
私は瑠璃ちゃん(=黒猫)がヨメだと宣言しているとおり(ちゅど〜〜〜〜〜ん!!!)、黒猫派であります♪ したがって、瑠璃ちゃん寄りのバイアスが文章中にも表れてしまうかもしれません。この点、なるべく気をつけて書くつもりですが、ご了承ください。
黒猫派と桐乃派の抗争(笑)が一部で熾烈だとの噂がありますが、実は私はきりりん氏(=桐乃)はそれなりに好きです(というか、きりりん氏が嫌いだったらこの物語にここまでハマる前に挫折していたですよ)。なお、瑠璃ちゃんの次に好きなのが麻奈実ですね♪ 3番目は加奈子かな?(爆)

んで、どの記事を読んでも、この犯人が桐乃派だとは一切書いてないのですが…ただ、桐乃派の人が犯人では?との憶測が多く流れているようです。この点は、決めつけない方がいいように思います。「ヒロインの扱い不満」というタイトルからすると、ヒロイン=桐乃ですから、そう考えたくなるでしょうが、新聞記事ってこの3つを読み比べてもわかるとおり、同じ記者発表をもとに書いているはずなのに、記者によって随分と違った感じに読めます。この点を考慮し、早とちりは止めましょう。

んで、私は黒猫派なのですが、こういうことをされると、この作品のファンの1人として悲しくなりますね…。しかも好きなヒロインに関して「死体をたたきつけてやりたい」とか書かれて、すごく嫌な気持ちですし、恐いです…。

この作品のファン皆が「ヤバい奴ら」だと世間に思われたら嫌ですねえ。ヲタ全体が「ヤバい奴ら」だと思われるかもしれませんし…まあ、二十数年前のアノ事件以来、世間とマスコミはヲタに対しては偏見の塊ですからねえ…今更もう同じかもしれませんが…それでも、すごく嫌なものです。

あと、見方を変えれば、ある意味この事件、不謹慎な言い方は重々承知で敢えて書けば「笑えるネタ」でもあります。相方(←桐乃派)と二人で爆笑しましたっすよ! そして、正直、萎えます(苦笑)。気持ちはわからんでもないが、現実社会でやらかしちゃいかんでしょぉ〜〜〜〜〜!!!(苦笑) キャラへの愛情が強いのは構わないのですが、そこまでのめりこんではいけません! 脳内で止めておくべきです!!! 脳外に出す場合は、同人・2次創作という手段があります!!!(爆)

とにもかくにも、我々には脳内補完とか妄想という武器があるのですから、そういう武器を駆使して健全な社会生活及びヲタ生活を送るべき♪ 私は常に瑠璃ちゃんとのラブラブな妄想を実行し、健全な生活を送っております♪(ちゅど〜〜〜〜〜ん!!!)

黒猫ばかりが目立つストーリーと書いてありますが……まあ、確かに、メインヒロインのきりりん氏を差し置いて黒猫ばかりが活躍する巻が原作にあったりしますが(苦笑)、きりりん氏については私から見てもちゃんと原作9巻までの間は、立場もフォローされながらきちんと描かれているように思うのですよ。

アニメも基本的にきりりん氏がちゃんとメインですしー。ただ“TRUE ROUTE”に入った後は、なんと13話、14話、15話前半にまでわたってきりりん氏が登場せずに瑠璃ちゃん無双な話なのですが…(そもそも13・14話については声の出演欄にきりりん氏が登場しない(爆))。

でもでも、ちゃんとこれまでの話を読んだ立場としては、きりりん氏がないがしろにされているとは思えないなあ…。あ、犯人が桐乃派とは限らないんでしたっけ…。失礼。ただ、仮に犯人が桐乃派と仮定した場合、少なくとも私の立場からは、きりりん氏の扱いがそんなに酷いとは思えないものですから…。この作品は、あくまで非タブーな意味での「兄妹愛」をつづった話だと私は思っているので、その観点からは、きりりん氏はちゃんと描かれていると思いますよ、本当に。

まあ、所詮は黒猫派の私の考えですので、この考えが正しいと申すつもりは無いんですけど、少なくともきりりん氏はそれなりにフォローされているのではないかと…。だから、良識ある桐乃派の方々が今回の犯人のような言い分で犯行に至るとは思えないですけど…。ただし、10巻の表紙は明らかに詐欺です(笑)。これは怒っていい!(笑)

んで、他のヒロインたち…沙織、あやせたん、加奈子、麻奈実…この4名との比較では、瑠璃ちゃんが圧倒的に目立ち過ぎているというのはもはや弁解のしようがございません。というか、その不満を9巻で沙織がぶっちゃけてキャラ崩壊してるくらいですから(笑)。それはともかく、この4名…ただ、加奈子は後発隊的な感じですから、加奈子派が今回の犯人とはあまり思えませぬ。なので、沙織派、あやせ派、麻奈実派の3派のどれかが犯人かなあ?とも思ってみたり。まあ、犯人探しが目的では無いのですが、桐乃派が犯人という先入観は解いた方がいいのかと思って敢えて書いてみました。

主人公の京介が誰とくっつくのかは、正直読めません。この作品、この読めなさが恐い作品でもあります(汗)。その意味では、誰派にとってもストレスの溜まる作品だと思います。だからこそ面白いという側面もありますが、次の巻の発売まで胃の痛い思いをするファンも多いのではないかと…。私もその1人です(爆)。いっそのこと、誰ともくっつかない結末にして、「あとは皆の脳内補完なり同人なりで好きに想像してくれぃ!」の方が、平和な気もしますが……それでも、決着つけないならつけないなりでフラストレーションが溜まる方々も多いですかねえ? 私はどっちみち、瑠璃ちゃんをヨメにして脳内補完するしかありません!!!(ちゅど〜〜〜〜〜ん!!!) そう…瑠璃ちゃんがたとえ京介のモノになれず泣いたとしても、瑠璃ちゃんがこれ以上泣かないように、私が脳内で瑠璃ちゃんを優しく抱きしめます♪(爆) そう…瑠璃ちゃんがたとえ……京介のモノになったとしても(涙)……なったとしても(大粒涙)……いや……瑠璃ちゃん……やっぱり京介のモノになっちゃやだ〜〜〜〜〜〜い!!! うえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ーーーーーーーーっっっっっ!!!!!(嗚咽)

…おっと、思わず本音を叫んで取り乱してすみません!(苦笑)

まあ、とにかくそんなわけで、確かに黒猫こと瑠璃ちゃんは、きりりん氏以外のヒロインの中ではやたら目立っているのは否定できませんが、メインヒロインのきりりん氏を押しのけているようには思えません。この辺は、原作読めばちゃんとわかりますよぉー。「お前は黒猫派だからそんな呑気なことをほざけるんだっ!」とのご批判は、私が黒猫派である以上は避けては通れませんが、それでも私は言いたい。とにかく皆様、冷静になろうよぉー!

なお私、「実は桐乃は義妹だった」的な近親相姦的結末だけは、この作品に関しては間違っているように思います(ゲームでは義妹ルートもあるらしい?)。ゲームなどの派生作品はともかく、原作についてはあくまできりりん氏と京介は実の兄妹であるべき。ここを間違えると、この話は世の中の妹モノによくありがちな「義妹との恋愛ネタ」に成り下がってしまいます。この作品の魅力は、あくまで実妹とのプラトニックな意味での兄妹愛という点にあると私は思います。少なくとも私は、きりりん氏と京介は実の兄妹であることを疑わずに読んできましたし、だからこそこの作品は面白かったし、ある意味スリリングでもありました。原作者の伏見さんには、この点は間違えないでいただきたいと切に願います。まあ、仮に義妹結論だったとしても、私は脅迫メールなんざ送りませんし、瑠璃ちゃんを堂々と脳内でヨメにするだけです♪(ちゅど〜〜〜〜〜ん!!!)

あーなんかもう、まとまらねえや!(苦笑) 黒猫派の私でさえ、犯人の気持ちはよくわかるんですけど、でも、とにかく実社会に迷惑かけてはいかん!…というのがとにかく言いたいことです! 我々ヲタの武器は、脳内補完、妄想、2次創作…これこを健全なヲタのあり方というものです(笑) 

本当にそのヒロインが好きなら、ヒロインの応援メッセージや活躍をお願いするようなファンレターを作者に送るというのが、ファンの本当のあり方でしょう。犯人さん、きっとあなたの好きなそのヒロインは、あなたの愚行を知って泣いてますよ…。私だったら、瑠璃ちゃんに微笑んでもらえるように瑠璃ちゃんや作者さんを応援しますし、決して瑠璃ちゃんが知ったら泣くような不謹慎な行為はいたしません。ファンの皆様、誰派かに関係なく、そういう心掛けを協力してしていきましょうや♪

あとは余談ですが、何も知らない方がこれらの記事を読んだ時、「本物の黒い猫の死体」のことだと勘違いするんじゃないかなあ?…と思いまして、その意味でも笑えるネタでしたよ(苦笑)。いや、案外犯人はそういうつもりで書いた可能性もありますが…いずれにせよ穏やかではありません。とにかく、所詮はヲタ活動なのですから、熱くなりすぎず、平和にやりましょうよ! ヲタの皆様、重ねて申し上げますが、なにとぞそこのところ間違えないようにしませう!