由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

被災地の現在

この記事は、被災地に関する若干ハードな内容です。さほど悲惨な内容ではありませんが、苦手な方はメンタルヘルスの観点から念のためご遠慮ください。



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石巻焼きそばを食べに行った際に、親類が住んでいた被災地である東松島市の現在の様子も見てきました。

写真は、東松島市野蒜駅前でのものです。仙石線車両が流された件で全国に知られた被災地でもあります。
震災から8ヶ月経ったのに、このとおり、未だに県道脇に道路標識が放置されたままです。駅前のお店は一応建物が残っているだけマシな方でして、このようにすっかり廃墟です。

駅構内は米軍の“オペレーション・トモダチ”のおかげで片付いてはいますが(米軍の皆様には本当に感謝!)、荒れ果てたままです。駅にはどこからともなく人がやってきては、駅の様子を見ていきます。

駅の向かいに運河があり、その対岸にはかつて集落があり、私の親類宅もありました。集落は駅よりもさらに海が近く、全て津波で流され、壊滅…いや、全滅です。立ち並んでいた家も店も公共機関も診療所も民宿も寺も…すべてが無くなり、人の気配は不気味なほどに皆無です(親類は避難し無事でした)。寺には住職の悲報と葬儀の日程を知らせる掲示板が立ち、親類宅の墓地は倒壊した墓石で足の踏み場も無い…。奥松島の観光拠点として民宿が何軒かあり、野蒜海水浴場もあるなど、それなりに賑わっていたのがかつての野蒜の集落でした。おそらく、この集落に人が再び住むことは二度と無いでしょう。これが被災地の現実です。

県内には他にも気になる被災地がいくつもあります。私の親類には沿岸部に住んでいた方が多いので、今回の震災では皆苦労しております。かつて観光で親しんだ被災地も多く、気になっています。例えば気仙沼とかいまどうなっているのやら…。フカヒレ気仙沼ラーメン、気仙沼ホルモン…いつかまたこれらが食べられるようになる日を待ちたく思います。