由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

高校での図書館と私

学校とか大学には、図書室とか図書館がたいていあることでしょう。

私の在籍した学校にも、勿論図書館や図書室がありました。ただ、私はそもそも、いわゆる読書をどちらかといえばしない方の人間に分類される気がしますので(それでも推理小説とかの読書量はそれなりにありました)、小中学校の頃は、学校図書館とか図書室は、大して利用したことは無かった気がします。勉強も自宅の茶の間やら自室でやっていました。

高校では、図書委員を務めていたこともあり、随分と学校図書館を利用したものでした。と言っても、本を借りたというよりも、学習室として利用していた方が多かったです。というのも、私のいた高校はいわゆる普通科でして、進学を目指す生徒ばかりだったのですが……そのようなこともあり、我が母校の図書館は、学習デスクが多く設置されているような図書館でした。

今思い出してみると、一般的な図書閲覧用デスクがまずこの図書館には多数並んでいました。そのデスクは、6人がけ程度のテーブルタイプのデスクで、図書館一般の開架書庫にありがちな共同使用のデスクです。そこで勉強をしている生徒もそれなりにいました。…もちろん、読書や資料調べといった、図書館本来の使い方をしている生徒もいましたよ(笑)。

そして、これらの共同デスクの一方で、個別利用用のデスクが並んでました。これは、前と左右の三方を囲んである個人用デスクでして、しかも個別のデスクライトもついているという、高校図書館としてはおそらく贅沢な設備ではないでしょうか? このデスクは20-30人分あった気がします。このデスクは、勉強に気合いを入れたい生徒にとっては、かなり重宝するデスクでした。私も頻繁に利用していました。

一方、図書委員専用の“特等席”もありまして……というのは、図書の貸し出し返却当番が図書委員にはあるのですが、その当番の際には図書館のカウンターに座る必要があるわけです。このカウンターこそが、当番についた図書委員にとって“特等席”になるわけです♪ 私も定期的に当番がありましたので、このカウンターでは何度も勉強したものでした。図書の貸し借り業務の際には手を取られますが、そんなにそれが忙しいわけではないので、かなり良い学習環境でした♪

ただ、図書館の利用や当番を何度も経験するうちに、私はさらなる“超特等席”の存在に気づきました。

この図書館、なんと2フロアで構成されており、メインフロアの奥にはサブフロアへ行く階段がありました。この図書館への関心の薄い生徒の中には、この階段およびサブフロアの存在に全く気づかないまま卒業した生徒もいたかもしれません。そんな目立たない存在と言っても過言ではありませんでした。かく言う私も、図書委員でありながら、当初はよくわからなかったです。このサブフロアには、開架書庫の一部と、さらに奥に鍵がかけられた閉架書庫もあったりしました。閉架書庫側は生徒は入れませんが、開架書庫側には私の好きな小説の全集なんかがあったものでした。

このサブフロアの開架書庫に、一つ大きな古い事務机風の大きなデスクがありました。このデスクこそ、私にとって受験勉強の“超特等席”だったのです!!! 上述のとおり、メインフロアとは別フロアで目立ちにくく、普段訪れる生徒は極めて少ないため、とても静かです!!! そして、生徒がめったに来ないということは、すなわち夏とかは涼しいということです!!! 私は放課後や夏休みなどに、このサブフロアにしょっちゅう訪れ、静かな空間を贅沢に独り占めして受験勉強に励みました。そして、数学や化学でわからない問題があると、図書館から出て教官室まで行き、先生を捕まえて指導を受けたものでした。……え??? 文系のくせに、他教科はどうしたのかって???……お察し下さい……(爆)。

まあ、このサブフロアのデスクも、たまに他生徒が利用していることもありましたし、また当番の際には私もカウンターにいたわけでしたので、常に私が独占していたわけではありません。でも、このデスクの利用者の大半は、私だったように思います。

そんなわけで、学習室として存分に図書館を利用したというのが、私の高校図書館での思い出です。

ただし、念のため補足しますと、学習室としてだけでなく、「本来の図書館」としての利用……つまり、本を借りて読むことも、それなりにしてました。

上記のどこかにも書きましたが、小説の全集とかがあったので、高校在学中に借りてだいぶ読みました。また、図書委員特権として、図書室に入荷する本をどれにするかについて、ある程度意見も言う事ができたので、それを利用して、授業で習ったとある本を仕入れてもらい、借りて読んだりもしました。

さて、決して私は読書量は多い方では無かったはずなのですが……そんな私も、なぜか高校での図書を借りた人ランキングの上位に実は入っていたことが、当時発覚しました。

……言い換えれば、うちの高校の図書館を「本来の図書館」として利用していた生徒が極めて少なかったわけでして……学校としての読書不足という点では、生徒の意識の低さと、図書委員としての力の及ばなさを、嘆いたものでした(苦笑)。