由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

私鉄乗りつぶしにおけるネットの重要性および『JTB時刻表』の価値

いわゆる大型時刻表として「JTB時刻表」を私は常備しておりますが、以前と比べてあまり目を通さなくなっております。
その要因は、おそらくはJRを全線完乗し、目標を私鉄乗りつぶしに移行したことと関係があると思います。
市販の時刻表の類をご覧になったことのある方はおわかりかと思いますが、時刻表は主としてJR線および旧国鉄線だった第三セクター線を載せており、その他の私鉄はダイジェストになっております。そのため、私鉄を主とした乗りつぶしの場合、市販の時刻表は使用しづらいのです。
かつてJTBから『JTB私鉄時刻表』が発行されており、旧国鉄線の第三セクター以外の私鉄を全国的にカバーしていたのですが…ウィキペディアによれば2009年を最後に発行されていないようです…。大手私鉄各社の中には自社の時刻表を発売しているところもありまして、たとえば近鉄の大型時刻表などはご存知の方も多いと思います(関連会社の近畿日本ツーリストで確実に閲覧できます)。でも、一社だけだと乗りつぶし派にとっては購入しても不便です。『JTB私鉄時刻表』のような全国的なものが本当は欲しいのですが…ただ、これって冷静に考えたら、一般人が使う機会はおそらくかなり低く、我々のような乗り鉄マニアくらいにしか需要が無いのでしょう…(苦笑)。

時刻表に代わって近頃私がよく利用しているのは、それこそネットです。各鉄道会社は大抵自社のホームページを所有し、時刻表を公開しております。

大手私鉄のホームページには、ダイヤ検索サービスがあり、自社内のダイヤ及び乗り継ぎについて概ね的確なアドバイスが提供されます(※ただし検索結果は安全確実な乗り継ぎ時間で表示される傾向があるため、もっと短時間での乗り継ぎがあるかどうかは自分で再確認する必要はあります)。
また、大手私鉄は大都市圏を走っている事が多いため、事前のダイヤ調査よりもむしろ実際の旅行中にダイヤを把握する必要が多くなります。そもそも事前の綿密なダイヤ調査があまり意味を為さない場合も多いです。よって、各社の携帯サイトで自分が次に乗るべき列車について現場で検索する必要も多くなりました。そのため、頻繁に携帯を使う機会が増え、携帯の予備電池の確保や、携帯の電気使用量の節約が課題となっています。

地方の小さなローカル線の場合、時刻表を全部公開している場合がほとんどです。私はそれを1〜数枚の紙にプリントアウトして持ち歩くことも多いです。

ケーブルカーについては、大抵は各社がダイヤ及び交通アクセス方法をネットに掲載してますので、アクセスが課題となることの多いケーブルカー攻略では必見です。なお、ケーブルカーは上下線が互いに中間地点にてすれ違うという構造になっている事がほとんどゆえ、ダイヤが上下線とも共通となっているのが面白いです。なので、両端の駅の発車時刻のみが記され、「乗車時間は片道約●分」などと表示されております。

とまあ、こんなわけで、ネットに頼る機会の多くなった私鉄乗りつぶし事情ですが、『JTB時刻表』が不要かと言うとそんなことは無いわけです。私鉄の走っている地域に至るまでにはJR線に乗る必要が多いわけですから、大型時刻表は必ず必要です。それに、乗りつぶし旅行計画の全体像を組み立てるには、バス、船舶、駅レンタカー営業所も含めてのその地域の地理や公共交通機関事情を把握する必要があり、そのために大型時刻表を用いて、旅行の大枠の骨組みを組み立てる必要があります(その際にかなり重宝するのが冒頭の索引地図です)。この作業はネットよりも『JTB時刻表』の方が春香…いや、遥かに効率が良く、『JTB時刻表』はやはり必須アイテムなのです。