由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

WALL・E

連休中に観てまいりました♪ 息子が観たい観たいと言っていたもので☆

(以下、ネタバレ含みますので、都合が悪くない方のみどうぞ☆)

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【以下、ネタバレ注意】


内容としては環境汚染に対する強烈な風刺映画です。社会派作品ですね。汚染された地球を人類が捨てて700年後…28世紀だかそこいらの時代の話だそうです。近い未来に、地球がこんなに汚れてしまう…なんだか、決してシャレで終わらない気がするのは気のせい?
そんな地球のゴミ処理ロボットのウォーリー、700年間、健気に孤独で(同型のロボット達はすでに壊れて粗大ゴミと化しているのが痛々しい)ゴミ処理してきているんですよね。そこへ宇宙へ逃げた地球人の命令でやってきたロボットのイブと出会って、心の交流が出てきたところで、イブが珍しく地球に生えた植物をみつけ、イブはそこで命令どおり植物を取り込んで動かなくなってしまう。このイブが回収されて、宇宙ステーションへ植物を持ち込むことになり、地球の環境が生物が住めるということを証明する…という使命だったわけです。イブにより、人間達が700年ぶりに地球へ帰る…という算段なわけですが…。
ウォーリーは回収されるイブを「救おう」として、一緒についていってそこでドタバタがあるってわけです。イブが持ち帰った植物によって、人間がめでたく地球へ・・・かと思いきや、地球に帰るプログラムは、既にご先祖たちが「地球はもはや住めない」と決め付けて、停止させようとするわけですね。そんな自動プログラムに対し、宇宙ステーションの艦長である人間が、ちゃんと自分の意思で地球に戻ろうと、ご先祖の仕組んだ阻止プログラムと戦う…ってあたりが、なんか救われました。ロボットたちの助けだけで人間が受動的に地球に帰る…だと、なんか救われませんし…。きっかけをつくり、人間に動機付けをしたのはウォーリーやイブだけど、結果的に艦長をはじめとする人間達が能動的に地球に帰ることを選択して戦った…というのは、「自分の子孫達も捨てたものじゃない」…と、ほっとして、救いのあるストーリーになってます。
結局、人間達は地球に帰って、大地で新たに農耕をはじめますし、ロボットたちも最終的に地球で仲良く暮らす…という、喜劇になってます♪ 強烈な社会派作品ながら、全体として喜劇になっているあたりに、この作品のよさを感じました♪

辛口ながら、観終わったあとが爽やかな、久々に良い映像を観たと思います♪