由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

10年間お世話になった恩人

今まで10年間お世話になった方が急逝されまして……その件について記します。
(※私の友人・知人の皆様はたぶんご存知無い方です。その意味ではご安心ください。)

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10年間ものあいだ私の持病を診察していただいていた主治医(以下「A先生」とします。)が、先日急逝されました。いつもどおりにA先生の病院に行ったところ、A先生の急逝を知らせる貼り紙が……。あまりのことに、しばし呆然と立ちつくしてしまいました……。突然のことで大変ショックです……。50歳にはなっておられないはずでまだお若い先生でした。あまりの突然の出来事に動揺しております……。A先生は近年、とある持病をかかえておられまして、まさかそのせいでは?と思いましたが、冷静に考えればその持病はたぶん無関係で(それ自体は命にかかわるような病気では無いものでした)、A先生の病院の看護師さんにお聞きしたところ、どうやら急な心不全だったようです……。スポーツも得意なスマートで体格の良い先生だったのに、まさか突然の心不全とは……。

人柄の良い穏やかな先生でしたので、10年もずっとお世話になっておりました。10年来の持病のほか、時々別の病気の相談もしておりました。なので、その件についても、ごくたまにではあるものの、ずっとA先生に診ていただくものだと当然思っておりましたので、親身になってくださる相談相手だったA先生がお亡くなりになったのは、本当にショックで悲しいです。

私だけでなく、私の家族も、そして実家の親もお世話になった先生です。家族が先日お会いしたばかりであり、持病にもかかわらずお元気そうだったと聞いて私も安心しておりました。それなのに、このような事態に……。本当に残念で悲しいです。うちの家族もショックを隠せません。そして、このようないい方が早くお亡くなりになるという非情な現実が、とても悔しいです。

現実的な問題として、A先生に処方してもらっていた薬をどうにかしなくてはならないので、まずはA先生の勤める病院にて、私の初診日と薬の処方歴をきいてきました。スタッフの方は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と頭を下げておられました。私もただただ「長い間今まで本当にお世話になりました……」と力無く申し上げるのがやっとでした。

そして、私が別の持病でかかっている主治医(以下「B先生」とします。)の勤める病院へ行きました。A先生にずっと治療していただいていた病気は、実はB先生の方がどちらかといえば専門なので、普通だったらB先生のもとにA先生から紹介状を書いてもらって両方の病気をB先生に一括して診ていただくのが良いのでしょう。A先生も快く紹介状を書いてくださったと思います。しかし、上述のとおりA先生には長くいくつかの事をご相談していた経緯から、B先生のもとへ通うようになってからも、敢えて両病院を受診しておりました。まあ、それだけA先生を信頼していただけに、本当にショックでして……言葉もありません。

話が若干逸れましたが、実はこの日はたまたまB先生の病院をつい先ほど先に受診したばかりだったのですが、A先生の訃報を突然知ったその足でB先生のもとへこの日2度目の受診。事情を察したのかB先生はすぐに診察室に通してくださり(他の患者さん、本当にすみません)、A先生に10年診ていただいていた持病は今後B先生が診てくださることになりました。なお、待合室の状況から察するに、私の他に何人かA先生ご逝去に伴う件で、B先生のもとへご相談に来た方がおられました……。何も言わず今後の継続治療を引き受けてくださったB先生には感謝であります。

ただ、時々A先生に相談していた別の病気の件は、B先生は専門外なので、その意味でもA先生のご逝去は私にとってかなり痛いです。この病気自体は、べつに難しい病気とか危険な病気とかでは全然無いですし、1年に1回くらい症状が出た時だけ相談していた程度なので、症状が出た際に他の医者を見つければいいだけの話なのですが……ただ、その件を専門とする我が家から最寄りの病院の医師は、私は正直言って性格が嫌なので、受診したく無いのでした。気軽に安心して相談できる主治医を失ったのは、本当に痛いです。

思い返してみると、10年も通えばいろいろ思い出もあるものです。10年間ずっと診ていただいた持病はもちろんのこと、その他3つくらい別の病気を診ていただいたことがあります。インフルエンザの予防接種をしていただいたこともあります。いつもの受診のついでに風邪薬を処方してもらったこともあります。よく考えたら、私がこれまで受診した医者の中で、一番長くお世話になった医者でした。うちの家族もいろいろ助けていただいたし、息子が生まれてからは息子も何度かお世話になりました。「本当にお世話になったのに…」と家族も泣いておりました。

正直、喪失感の方が大きく、A先生にいま何と言葉をかけるべきか……言葉がありません。この10年間、家族ともどもお世話になり、本当にありがとうございました。突然のお別れ、本当に悲しく辛く、そして悔しいです。あらためて私も自身の健康状態を反省し、先生の分まで長く生きる事がせめてもの恩返しと思っています。どうか安らかに…。