肥薩おれんじ鉄道は、かつての鹿児島本線ながらも単線区間が多かったりするのが印象的です。駅についても、様々な意味で重要な地名の駅が多いです。
水俣駅は、やはり水俣病をどうしても想起せざるを得ません。重要なのは、我々日本人一人一人が公害について厳粛に考え、環境問題と人権問題の両方について常に問い続けることでありましょう。水俣の教訓を生かせなかった日本は、結局あの東日本大震災により原発事故という公害を起こしてしまいました。今度こそ利権という名の「汚染」から脱却しないかぎり、我々は水俣の教訓を生かすことが永遠にできないのです。
次に阿久根。真の開かれた民主主義政治および行政とは如何なるものかを、また、法治国家の本来のあり方とは何かを、刺激的に我々に問いかけたのが一連の阿久根市での騒動でした。某橋下サンのやり方が“ハシズム”…もといファシズムに成り下がらぬよう、阿久根での教訓を肝に銘じ、我々はもっと政治に関心を持たねばならないでしょう。
あとは、川内駅。字が違うとはいえ、路線が違うとはいえ、同じ日本の新幹線駅に同じ読みの駅が2つ存在するのはどんなもんでしょ？(苦笑) なお、川内市は合併を機に薩摩川内市と名を変えましたが、駅名を併せて変えるというな話にはならなかったのかな？
…とまあ、肥薩おれんじ鉄道に乗りながら、いろんなことを考えてしまいました。何はともあれ、肥薩おれんじ鉄道の完乗も達成しました♪
