由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

映画の実写版「ヤッターマン」を観ました♪

ネタバレ満載につき、都合の悪い方はご遠慮ください。 **************************
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(以下、ネタバレ注意)

まず感想の結論から言えば、予想よりも面白かったです♪
この映画、私なりの勝手な解釈では、「アニメを実写化することの限界や問題点に逢えて正面から向き合ったうえで、むしろ逆手にとって面白く映画のネタにしてみせた」という感じでした♪
実際、この映画見てみると、「アニメのヤッターマンを実写化したら、こんなに変になる」っていうのがあからさまに笑いのツボになっております♪ たとえば、ヤッターマンたちはヤッターワンに乗って出動するわけですが、アイちゃんの顔面に新聞紙が容赦なく飛んできたり、同乗者の翔子ちゃんが命がけで必死でヤッターワンにしがみついていたり(そもそも人間がヤッターワンに長時間しがみつけている時点で既に尋常ではなく変である)、ケガをした翔子ちゃんが“可憐な(ゲスト)ヒロイン”のアンチテーゼのごとく容赦なく鼻血を出していたり(そりゃあ、怪我すれば鼻血が出るのはあたりまえだわな!)、雪山の頂上のシーンで容赦なく人物の頭に雪が被さってきたり、そもそもそこでお別れする翔子ちゃん親子の去り方は明らかに変だったり、全国女子高生の皆様に囲まれるボヤッキーの妄想シーンに出てくる女子高生の女体盛り(爆)がむしろかえって不気味だったり、ドロンジョ様のヌードを目の当たりにしてご飯を口からこぼすトンズラーの醜態が見るに耐えなかったり、都心の商店街から出撃するヤッターワンにしろヤッターキングにしろ明らかに大惨事を引き起こしかねない状況だったり、海を渡すヤッターマン&翔子ちゃんが容赦なくずぶ濡れになっていたり、地球をかけめぐるヤッターワンのシーンがどう考えてもありえなかったり…とまあ、言い出せばキリがありませんが、こういった「実写化の変さ」をあえてネタにしてむき出しにしているあたりが、とんでもなく笑えました♪(笑)

さて、映画公開前から「衆院解散時期やサブプライムローンよりも重大な問題」と某ニュースサイトをして言わしめた「ハイグレ…ぢゃなくてハイレグの角度が何度か?」とか「入浴シーンの真相はいかに?」といった問題で噂が大沸騰となった深田恭子さんのドロンジョ様ですが…私としてはドロンジョについては、米倉涼子さんあたりが適役だと思っていたので、どんなものだろうと懐疑的な目で見ておりましたが…結論から言うと、結構良かったです♪ 相方は「ドロンジョ様としては可愛すぎ! やっぱりドロンジョ様はもっと大人の色気が無いとなあ…」と辛口評でした。確かに、ドロンジョを真に忠実に追求するならば、米倉涼子さんあたりが私は適役だと思います。ただし、ヒーローである櫻井翔くんとの絡みがあることを考えれば、米倉涼子さんでは、その悪女の魅力&大人の女の魅力が完璧すぎるために、櫻井君くんが呑まれてしまうと思うんですよ。それを考えれば、深田恭子さんあたりがバランス的には適切な配役なのだと思いました♪ それに深田ドロンジョ…確かに、可愛すぎる面もありますが、ちゃんとドロンジョを表現していましたし、私としては深田恭子さんの新しい一面を発見できたなあという思いです♪ そして、ハイグレ…もといハイレグの角度が何度かという問題ですが、それよりもマスクの下に半ばかくれたドロンジョ様の美しい表情の変化(例えばガンちゃんと(事故で)キスをしてしまった後の表情の変化は必見!)の方がはるかに重要であります♪ あと、入浴シーン問題については、このブログが世間一般に公開されていることを鑑み、言及を避けさせていただきます♪(ちゅど〜〜〜〜ん!!!)

また、アイちゃんを演じた福田沙紀ちゃんについては、ニュースサイト等では貧乏クジを引かされたとかいろいろ言われてますが…まあ、確かに、ガンちゃんのキスを(事故とはいえ)ドロンジョ様に奪われてしまうし、ゲストヒロインである翔子ちゃんに結構イイ所を持っていかれているような気もしますし、ヒロインらしからぬ扱い(例:ドロンボーの攻撃により棒が●●を●●っているとか(※自主規制)…前述のようにヤッターワン乗車中に顔に新聞紙が当たるとか…等)もかなり受けている気がしますが…。しかし! 福田沙紀ちゃん演じるアイちゃんは笑顔がかなりマブしいんですよ♪ ヤキモチシーンが多いのが可哀想ですが、しかし、要所要所の笑顔がマブしいのと、シビレステッキで闘うシーンがすごくイイ♪ それに、ヒロインとしての立場もちゃんとフォローされてまして、ガンちゃんがアイちゃんを助けてちゃんとキスをするシーンが出てきます♪ ドロンジョ様とか翔子ちゃんに目を奪われがちですが、ちゃんとアイちゃんの魅力が要所要所で発揮されておりまして、私はむしろアイちゃんの方に惹かれるものを感じました♪ そもそも、福田沙紀ちゃん、アイちゃんにちゃんとハマってましたので♪ 今後ご覧になる方は、アイちゃん要チェックですぞ♪

んで、ヤッターマンの世界の忠実度は、実写としてはすごくイイ線いってます♪ どの人物もしっかり役にハマっておりましたが、一番ハマっていたのは、ケンドーコバヤシさん演じるトンズラーであります♪ 動きも声も、トンズラーそのもの♪ 100点満点の出来です♪ 次にハマっていたのは、櫻井くん演じるガンちゃんです♪ トンズラーとガンちゃんは、アニメからそのまま飛び出して実写になったと評しても過言でないくらいハマってました♪ もちろん、他のキャラもハマってまして、前述のとおりアイちゃんもバッチリ、生瀬勝久さんのボヤッキーもかなりイイですし、深田恭子さんのドロンジョも意外に良い感じです♪ でもやはり、なんといってもピカイチはトンズラーでした♪

ドロンジョ様が「ドロボーである私から心を奪った、許せない」とかいう告白のセリフを叫ぶシーンがありまして(※正確なセリフがこうだったかはわかりませんが、こういう趣旨のことを言ってました)、これはまず間違いなく「ルパン三世カリオストロの城」のオマージュでしょう♪ あと、見所としては、「富豪刑事」などのセレブ役経験がある深田恭子さんのウェディングドレスシーンがあることです♪ これはかなりマブしい♪ あと、ファンにとって嬉しいのは、特別出演で小原乃梨子さんのとたてかべ和也さんがチョイ役で出演されていることでしょうか?(八奈見さんがいないのは残念でしたが、代わりに笹川さんが出ておられたようです)

…あー! なんかもう、内容がまとまらねえや!!!(笑) 語り出したらキリが無いくらい、この映画、面白かったです♪ アニメのイメージを損なうことなく…というよりも、「実写では決してアニメは再現できない」という認識をわきまえたうえで、まずアニメのイメージを一旦ぶっ壊してからきちんと再構築してみせたのでしょうね♪ アニメのヤッターマンファンでも、ほぼ違和感なく、新たな笑いを得る事ができるのは確かです♪ 必見♪ おすすめ♪ 福田沙紀ちゃん万歳!!!(ちゅど〜〜〜〜ん!!!)