由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

ネットワーカーの倫理

ネットって、やはり、倫理観と良識のある人間にしか許してはいかんと思わされる記事があったので、紹介します。


まずは読売の記事より引用

*************************

他人の携帯アドレスや名前を偽装する「なりすましメール」を悪用したいじめが、中高生の間で急速に広まっている。

 クラス全員から悪口のメールを送られたと思い込み、不登校になる子どもも出ているが、アドレスを偽装する行為自体は違法とはいえず、取り締まりが難しいという。

 今年に入って既に約300件の相談を受けた「全国webカウンセリング協議会」(東京都)では、「人間不信に陥る前に、まず窓口に相談を」と呼びかけている。

 送信元アドレスの偽装は、「匿名メール」などと呼ばれる携帯サイトに接続し、表示したいアドレスを打ち込めば簡単な操作で可能だ。受信者の携帯画面上には偽装アドレスだけが表示され、本当の送信者のアドレスは表示されない。

 一部の悪質業者がスパムメール(迷惑メール)の送信元偽装に利用していたとされるが、この手法が1年ほど前から、子どもたちの間で流行し始めた。

 同協議会に寄せられたメール絡みの相談件数は、昨年4月までは1か月に0〜2件だったのが、昨夏以降、急に増え始め、今年4月には89件、5月は76件に達した。その大半が、なりすましメールだという。

 東京都内の中学生は、突然、クラス全員のアドレスで「うざい」「死ね」などといった内容のメールを受け取り、以来、学校に登校できなくなった。学校が調査したが、送信した生徒は見つからず、連絡網代わりにクラスで公開しているメールアドレスが悪用されたなりすましメールと判断。しかし、誰のいたずらだったのかは、とうとう分からなかったという。

 また、埼玉県内の高校では、同じクラスで交際している男女にそれぞれ「もう絶交」「すぐ私のアドレスを消して」とのメールが届いた。2人はケンカ別れしたが、その後、交際を快く思わない友人によるなりすましメールだったと分かった。

 なりすましメールの中には、発信者を偽装したメールを最大1万件まで発信できる「メールボム」や、携帯サイト上で無料で取得できる「サブアドレス」を悪用したものも。サブアドレスの場合、1人で複数のサブアドレスを取得できるため、いじめのたびに使い捨てにするケースも報告されている。誰から送られてきたメールか分からないまま、クラスメートしか知らないはずの話題を織り交ぜながら悪口を書かれ、精神的に追いつめられるケースもあるという。

 捜査関係者によると、国内では虚偽のアドレスを使って送信する行為を規制する法律はない。仮に相手を中傷する内容のメールだとしても、掲示板のように誰もが見られる状態ではないため、刑法上の名誉棄損にもあたりにくいという。

 ◆設定で防止可能◆

 なりすましメールは、端末の設定を変えるだけで防ぐことができる。NTTドコモは「受信拒否」の設定を「弱」に、auは「フィルターレベル」を「低」にする。ソフトバンクの場合は、「オリジナルメール設定」で受信しない設定にできるという。

*****************************


これを読んでまず呆れたのは、以前から業者がスパムなどで悪用していたのにも関わらず、何の対策もとってこなかったIT業界への怒りですね。ふざけんな! ですよ、まったく! んで、ドコモとかで対策を取っているらしいですが、何の案内も無いのね…。いや、あったのかもしれないけど、そういう最重要連絡はメールでよこせよ! 請求書と一緒に送ってくる広告がウザいから捨ててるけど、その中に封入とかそれだけで知らせた気になってないだろうねえ?

んで、送信元偽装が可能なのは、許せんです。まあ「その筋のプロ」から言わせれば、一般人には理解しがたいくだらねえ理屈とか理由があるんだろうけれど、そんなのかんけ〜ね〜って小島よ○おネタで罵倒してやる(笑)。詐欺を許すようなシステムなんか作るな、バカ!!!(笑)

まあ、「送信元が相手にわかると個人情報が云々…」とか、「電話の非通知設定と同様が云々…」とか、なんかくだらねえ理屈こねる奴いるんだろうな〜。そんなこと言われてもわかんねえって(笑)。そういうこと言う奴って、差出人のわからない(リターンアドレスの書いてない)手紙は受け取り拒否されるっていう世の常識を知らんのかと笑ってしまう。

ま、そういうわけで、送信元が偽装されている可能性がある…ということを肝に銘じ、ネットを使いましょうねえ。わけわからんメール来たら、原文引用のうえで「お前、こんなメール送ったか?」と問い合わせるのが今のところ確実なのでしょう。ま、その相手が「いじめの加担者の1人」だったら、この方法はかえって仇となるけど、そこに気をつければいいのかもです。

ネットって相手が本当にその人かっていうあたりが見えにくいから、自分の身元を詐称する奴は、追放する気構えで臨んでいたものです。私は今でもそういうスタンスですし、かつて悪気無く洒落のつもりでそういうことをした人を皆で叱りつけたこともあるですよ。これがネットワーカーの倫理と良識でしょう。

そんなわけで、倫理と良識の無い人間にネットを許すべからず、ですな。ネットはやはり紳士・淑女のツールであって、卑しい人間は立ち入りを許さない世界ではあるべきです。