由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

「3.11」ということ

言うまでもなく「3月11日」は、東日本大震災の起きた日です。内陸部に住んでいた私の叔父は、たまたま居場所が悪かったせいで、不幸にも津波に飲まれて、後日遺体で発見されたわけで…叔父をはじめ、予期せぬ災害で亡くなった方々の無念は察するに余りあります。御冥福をお祈りいたします。

毎年この日が近づくたびに、マスコミなどがメモリアルムードを様々に漂わせるわけでして…まあ、震災は決して忘れてはいけないことですし、マスコミがこの日を震災メモリアルという切り口で扱うのは、まあ、当然ではあります。

しかし、被災地側にいる人間の1人としては、毎年この時期、この日にメモリアルムードになるのは、ある意味うんざりもするというのが、正直な思いでもあります。前を向いてポジティブに生きていこうとする気持ちに、水をさされるような気にもなるんですよね。あの混乱の日々を思い出させられるし、個人的には当時の上司への大きな不信感とか嫌な感情まで思い出してしまいますし…。

「3.11」ということは、各人にとって、様々な意味合いを持つものでしょう。そういえば、どこかの学校給食で卒業祝いメニューをこの日に計画したら、教師が批判を言ってたとか、それに対して非難の嵐になったとかいうニュースを、ネットにて読みました。

確かに「3.11」は、震災のメモリアルデーです。しかし、皆にとってそういう日である必要は無い。ネット記事にもあったとおり、3月11日が誕生日の人、結婚記念日の人、卒業祝いをする人…などなど、人によって様々な意味があるはずです。

まあ、私にとってもあの日は、確かに辛く、叔父の命日ともなった、ろくでもない日ではありました。しかし、2011年3月11日に、それも被災地にて尊く誕生され、本日満5歳の誕生日を無事に迎えた子どもたちがたくさんおられます。彼等には心からお祝いのメッセージを贈りたいものです。お誕生日おめでとう♪…と。

まあ、そんなわけで、震災による犠牲を悼む日でもいいし、大切な記念日ならば楽しくお祝いする日であってもいい。特に何でもなく普通の日であってもいい。それぞれにとって「3.11」は、それぞれ違っていいのだと思います。

私としては、震災の無念と教訓を胸に刻む日でもあるとともに、普通に心穏やかにすごせる「普通の日」でありたいと思っています。

ここまで書いて今さら気づきましたがあの震災の日は金曜日でした。本日も金曜日。奇しくも満5年目のこの日が、同じ曜日というのも、不思議な想いです。5年後の金曜日「3.11」は、もう残り4時間半…私にとってはどうやらこのまま普通に終わっていき日付の変わり目を迎えそうです。