由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

周遊きっぷが大幅縮小されるとの実に残念な情報が!

JR各社の発表によれば、周遊きっぷが大幅に見直されてしまいます…。具体的には、本日現在で32のゾーンがあるのですが、うち半数を超える19ものゾーンが廃止となり、残りたった13ゾーンになるとのこと…。これは大衝撃…(涙)

JR各社のHPに詳しくは掲載されておりますが、要点は次のとおり。(ここではJR西のHPより引用)

■発売を終了する周遊ゾーン(平成24年3月31日利用開始分をもって発売を終了)
→北海道ゾーン(10日間用)、札幌近郊ゾーン、飛騨・奥飛騨ゾーン、富山・高岡ゾーン、加賀・能登ゾーン、越前・若狭ゾーン、近江路ゾーン、南紀ゾーン、北近畿ゾーン、山陰ゾーン、岡山・倉敷ゾーン、広島・宮島ゾーン、津和野・秋芳・萩ゾーン、下関・北九州ゾーン、高松・松山ゾーン、徳島・室戸・高知ゾーン、熊本ゾーン、宮崎ゾーン、鹿児島ゾーン (計19ゾーン)

■ひきつづき発売する周遊ゾーン
→北海道ゾーン(5日間用)、札幌・道東ゾーン、札幌・道北ゾーン、札幌・道央ゾーン、札幌・道南ゾーン、東京ゾーン、京阪神ゾーン、四万十・宇和海ゾーン、四国ゾーン、九州ゾーン、福岡ゾーン、長崎・佐賀ゾーン、大分ゾーン(計13ゾーン)

今回の件は、JR各社の思惑もいろいろ複雑に絡んでいそうですよね…。そう考えると、やはりJR●海がクソですね! この会社の唯一のゾーンが廃止になり、JR●海エリアはゾーン全廃ですよ…。あと、JR東エリアは随分以前から東京ゾーンオンリーになっていたというわけで、これまたムカつきます! …って、ここまで書いて気付いたけど、今回の見直しで、JR西エリアのゾーンがなんと11ゾーン廃止(うち1ゾーンはJR九州エリアとまたがる)となり、京阪神ゾーンの1つだけに激減しちゃいました…。実に惨憺たる結果になってしまいましたね…(涙)

もっとも、周遊きっぷって、JRサイドは驚くほど周知していなかったですし、JRの窓口で買おうとすると、どの駅員も発行にやたら四苦八苦してしまい私の後ろの行列がどんどん増えてしまうという結果になっていたのを思い出します…。周遊きっぷの利用自体が少ないのでしょうけれど、それはまさにJRサイドが異常なまでに周知(CM)を怠った結果とも言えると思います。
JRグループの思惑の不一致も甚だしいですね。特にJR●海。東海道新幹線を途中経路に挟んだ場合、片道601キロ以上じゃない場合はアプローチ券が20%引きにならずに5%引きになり下がるというあたり、JR●海の王様っぷりを象徴してました。東海道新幹線の利用者が簡単には減らないということに奢り高ぶり、とにかく東海道新幹線利用者からむさぼり取ろうというJR●海の王様っぷりは、実にクソです。
JR東とJR西もそれぞれたった1ゾーンという有様であることを考えると、本州3社にとって周遊きっぷって本当に邪魔なんでしょうね。3島会社も今回の見直しでゾーンを減らしましたが、まだ周遊きっぷをある程度提供しようという気持ちがあるようです。それでも、JR九州九州新幹線が開通して懐が潤って傲慢になりつつあるせいかどうかはわかりませんが、4ゾーンも廃止(うち1ゾーンはJR西エリアとまたがる)してきました。

今回の件は、利用状況を踏まえての見直しとのことで…。廃止対象のゾーンは、利用状況が少なかったのでしょうか…? それとも、多かったのでしょうか…? 東京ゾーンが生き残ったことや、そもそもあるゾーンの利用者が少ない場合に実はとても損となることを考えれば(※あるゾーンの発売総数が少ない場合、そのゾーンに過疎路線が含まれるとすると、その過疎路線の利用者が周遊きっぷばかり利用したとするならば、その過疎路線にとって大損になるのだ! 言いかえれば、たくさんの利用者がいるゾーンはそれだけ平均的に利益が多く望める。)、前者の可能性が高いとは思うのですが…。だとしたら、どうしてこのゾーンが廃止?…と言いたくなるゾーンもあったりするんですが…。

というわけで、利用者の選択の機会がまたしても奪われる結果となったわけで、非常に残念であります…。個人的には利用価値を見出していたゾーンがいくつかあるので、本当に口惜しい結果です。そもそも、JR各社とも周遊きっぷのPRをほとんどしていないに等しいわけで、そんな切符の売り上げが高まるわけがありません。JRグループの企業努力の無さには実に呆れる次第です。

そんな中、東京ゾーンが残った事は「不幸中の幸い」とも言えましょう…(これがあると「盆と年末(笑)」に便利!)。