由里りんのぷらいべ~となお時間

白石由里が、たびてつの記録、ヲタの記録、その他ぷらいべ~と(笑)な出来事をいろいろと語るブログ♪

日本は文明的に遅れた国ですね

ここ最近、つくづくこう思うわけでして…(※「何を今更?」と思うあなたに拍手!) **************************

新型インフルエンザが問題になっているわけだけれど、感染患者やその家族や学校やらが中傷に遭ったり爆破予告受けたりしているんだとさ…。日本国民の文明レベルのあまりの低さを、今更ながら思い知らされた次第です。まあ、自分が感染したくない気持ちはわかるし、恐怖心から中傷などという攻撃行動に出るのだろうけれど…。感染患者へのいたわりの言葉の一つも出てこないとは、実に情けない限りです。一体この人達は何を教育され何を学んできたのでしょうか?


漫画家の荒木飛呂彦さんが「ジョジョの奇妙な冒険」のコミックスにておっしゃっている名言が頭をよぎります。

ジョジョに対して、よくいただく意見に第4部になって「”敵”が弱くなった」というのがある。「答え」は作品の中にあると思って、普通はあまり意見に対し、答えたりしないのであるが、編集部の中からもこういう意見がたまに来るので、しかたなく答えると第4部は「人の心の弱さ」をテーマに描いている。「心の弱い部分」が追いつめられたり、ある方向から見ると「恐ろしさになる」ということをスタンドにしているのだ。(※“スタンド”とは、このマンガの登場人物の一部が有する一種の特殊能力のことです)

○世の中を見渡してみると本当に「強い」人っていうのは悪い事はしない事に気づく。 「悪い事をする敵」というものは「心に弱さ」を持った人であり、真に怖いのは弱さを攻撃に変えた者なのだ。


荒木さんのこれらのお言葉…実生活やニュースやネット上で攻撃的な言動をする方を見聞きするたびに、実に的を得ていると常々思います。感染患者たちへ攻撃的言動に出る人達は、インフルエンザに怯えるあまり、人間としての品性を失って必死になっている人達なのでしょうね。まあ、恐怖心は私にもありますから気持ちはよくわかりますけど…でもそのために品性を失った行動を実際に起こしてしまうっていうのはやはりイカンと思うわけで、甚だ遺憾であります。

したがって、他の国はどうかわかりませんが、「感染して苦しむ患者に対し品性に欠けた行動を実際に起こす人間が少なくないこの日本という国」については、「文明的にものすごく遅れた国」である…と断言して差し支えないでしょう。